キャッシングの基礎

三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」のメリット&デメリット・まとめ

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三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」のメリット・デメリットは、

  • 「他の銀行カードローン」と比較
  • 「消費者金融」と比較

の2通りがある。それぞれ書くと、

 「他の銀行カードローン」と比較(メリット)

  • 審査時間が短い(最短30分、大手の最速グループ)
  • 土日借入がしやすい(新生銀行・三井住友銀行についで、三番目)
  • 三菱東京UFJ銀行の口座無しで即日借入できる

 「他の銀行カードローン」と比較(デメリット)

  • 学生が借りにくい(親権者の同意が必須)
  • ネット専業銀行と比較すると、無料の提携ATMがやや少ない

という2点になる。「提携ATM」については、デメリットというほどではないが、一応書いた。

 「消費者金融」と比較(メリット)

  • 低金利
  • コンビニATMを無料で使える
  • 借入種別の評価が高い

 「消費者金融」と比較(デメリット)

  • 審査に通りにくい
  • 最短即日借入がしにくい

…となる。以下、詳しく解説していこう。

1.メリット(他の銀行カードローンと比較)

1-1.審査時間が短い(最短30分)

三菱東京UFJ銀行・バンクイックは「最短30分」で審査できる。これは、

  • 三井住友銀行
  • 新生銀行レイク
  • 静岡銀行

と並んで、大手の銀行カードローンの中で最速である。これら4つの銀行カードローンはみんな「最短30分」で、これより早い銀行カードローンはない。

消費者金融もみんな「最短30分」である。ノーローンだけ「最短20分」だが、それ以外は、アイフル・プロミス・モビットなど、みんなバンクイックと同じ「最短30分」である。

つまり、バンクイックの審査の所要時間は「消費者金融と同じ」レベルに早いわけだ。

実際に最短30分で終わる割合は?

「最短」と書かれている以上、常に30分で終わるわけではない。どのくらいの割合で30分で終わるか…。これはなんともいえない。その人の信用度(クレジットスコア)や、その時の審査申込みの状況によって、千差万別だからだ。

確かなことは、

  • 消費者金融の方が、実際に最短30分で終わる
  • なので、30分でないと困るなら、消費者金融で申し込むべき

ということです。そもそも、急ぎでお金が必要な人は最初から消費者金融で借りるというのがセオリーである。誰が急ぎの荷物を送るのに、航空便でなく船便を使うのだ。急ぎの時には急ぎ用のサービスや輸送手段があり、その分「特急料金」がかかるのは当たり前なのである。

(どうも経済の勉強をしていない人は、どこかに「安くて早い、夢のサービス」があると、常に期待しているようだ。確かに時代が進めばだんだんそうなるが、同時代の中で、そんなものはない)

というわけで、バンクイックと消費者金融を比較すると、やはり消費者金融の方が実際に30分で審査完了しやすい。しかし、それでバンクイックが劣るというわけではない。30分で終わらないと困るなら、最初から消費者金融で申し込めばいい…というだけの話だ。

(議論するまでもない)

「最短30分」の中で、特に審査が早い銀行カードローンは?

バンクイックと同じ「最短30分」という条件でも、特に審査が早い銀行カードローンはどこか。早い順に一覧にすると、

  • 新生銀行カードローン・レイク
  • 三井住友銀行カードローン
  • 三菱東京UFJ銀行(バンクイック)
  • しずぎんカードローン・セレカ

という風である。絶対にこうなるわけではないが、大体こうである。まず、新生銀行カードローン・レイクはダントツで早い。理由は簡単で、

  • 実質年率が、唯一「消費者金融並み」である
  • 高金利ということは、多少貸し倒れが出ても、
  • その損失分を「利息」でカバーできる
  • だから、「低金利」な銀行カードローンよりは、
  • 物理的に、審査基準を柔軟にできる

ということ。これは金融の常識であり、別に変なことはまったく書いていない。「損失分を利息でカバーする」というのは当たり前だ。日本学生支援機構だってやっているし、住宅金融公庫だってやっている。

(これをやらないで、融資の業務など成り立たない。誰に聞いたって、金融の専門家だったらそういうだろう)

ということで、一番金利が高い新生銀行カードローン・レイクが、一番最短30分で終わりやすい…というのは当たり前なのである。「口コミ・評判でそう書かれています」なんていう根拠では当てにならないが、こういう「金融の理論」から考えれば、妥当である。

静岡銀行は地方銀行なので、やや遅め(と思われる)

新生銀行カードローン・レイクとは逆に、この4つの銀行カードローンの中では、比較的遅めだろう…と思われるのは、しずぎんカードローン・セレカである。静岡銀行という、地方銀行が母体だからだ。

想像がつくと思うが、地方銀行のカードローンの審査は、基本的に大手より厳しい。理由は、

  • 資本力が小さめなので、貸し倒れのダメージが大きい
  • 大手よりも、地方での評判が存亡に関わるので、厳しい督促ができない
  • ↑(厳しい督促ができないということは、審査の段階から厳しくしないといけない)

ということだ。もちろん、静岡銀行は下手な都市銀行よりも大きいかも知れない…というくらいの規模である。なので、地方銀行というよりは大手銀行なのだが、それでもメガバンクの三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行と比較すると、やはりこういう傾向がある…ということだ。

なので、この4つの銀行カードローンの中では、(あくまで推測だが)実際の審査時間が一番長くなるのは、おそらくしずぎんカードローン・セレカである。ただ、それは別にデメリットではない(それだけしっかり審査しているということでもあるので。ただ、急ぎの人はレイクの方がいいだろう)

三菱東京UFJ銀行より、三井住友銀行の方が早い

ほぼ同じスピードの三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行だが、ほんの少し、三井住友銀行の方が早い。理由は、

  • ネット申込みでは、両方「最短30分」である
  • しかし「ローン契約機」からの申し込みは違う
  • バンクイックは「最短40分」である
  • 三井住友銀行は「最短30分」である(ネット申込みと同じ)

という風だ。これは、それぞれの公式ページに明記されている(2016年5月17日閲覧)。

  • 三菱東京UFJ銀行・バンクイック「テレビ窓口」
  • http://www.bk.mufg.jp/kariru/card/banquic/moushikomi/tvmadoguchi.html」j
  • 申し込んだその場で審査し、最短40分*でカード発行します。…と書かれている
  • 三菱東京UFJ銀行(全体)「テレビ窓口」
  • http://www.bk.mufg.jp/tsukau/tv/tvmado/index.html
  • 最短40分で、カードローン「バンクイック」のカード発行が可能です!…と書かれている

一つだけだと「昔の情報かも知れない」という懸念があるが、2ヶ所もこう書いてあるなら、間違いなく「最短40分」だろう。

で、三井住友銀行カードローンの方を見ると、

  • 三井住友銀行「ローン契約機(ACM)でのカードローンお申込」
  • http://www.smbc.co.jp/kojin/cardloan/order/acm.html
  • 「ステップ2…お申込後、最短30分※で審査完了」と書かれている
  • 「ACMも30分」と明記はしていないが、この流れからすると、そういう意味である
  • (少なくとも、国語の教科書的な読み方をすれば、そうなる)

こちらは、明記はされていないものの、かなりの確率で「最短30分」と考えられる。少なくとも、

  • 「最短30分」の可能性が「ゼロ」のバンクイックより、
  • 「最短30分」の可能性が「濃厚」な三井住友銀行の方が、
  • ローン契約機(テレビ窓口・ACM)での審査は、早い

と断言していいだろう(根拠を集めた時は、断言していい)。

つまり「審査時間」では、大手の銀行カードローンの3位

つまり、ここまでの内容をまとめると、三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」の審査時間の早さは、

  • 1位…新生銀行カードローン・レイク
  • 2位…三井住友銀行カードローン
  • 3位…三菱東京UFJ銀行・バンクイック
  • 4位…しずぎんカードローン・セレカ

という風に「大手の銀行カードローンの3位」につけている…ということだ。銅メダルである。悲観主義者だったら「新生銀行・三井住友銀行に負けた…」と「デメリット」に分類するかも知れないが、

  • みずほ銀行
  • イオン銀行
  • 楽天銀行

などの、メジャーな銀行カードローンに軒並み勝っているのだから、むしろメリットと思うのが普通だろう。

(そもそも、審査スピードだけで勝負したら、最初から消費者金融の方が上なのだし)

1-2.「土日借入」がしやすい

三菱東京UFJ銀行・バンクイックは、土日キャッシングもしやすい。これについてポイントをまとめると、

  • 土日・祝日でも「口座なし」でOK
  • 夕方~夜間まで、最短即日審査している

という2点だ。それぞれ、詳しく解説していこう。

土日・祝日でも三菱東京UFJ銀行の口座無しで借入可能

基本的に、銀行カードローンで最短即日融資を受けるには「その銀行の口座」が必要なのだ。で、平日は「口座なしでOK」となっている銀行カードローンでも、土日・祝日は必要になるという破綻が多い。

  • 楽天銀行スーパーローン
  • オリックス銀行カードローン

の両者が、その典型である。で、それに対して三菱東京UFJ銀行は「土日・祝日でも口座なしで最短即日融資可能」ということで、土日借入がしやすいと言えるのだ。

他に土日借入が審査に通りやすい銀行カードローンは?

また同じ顔ぶれが登場するのだが、

  • 新生銀行カードローン・レイク
  • 三井住友銀行カードローン

である。これに加えて三菱東京UFJ銀行・バンクイックの「三羽烏」が、平日でも土日・祝日でも、一番即日キャッシングをしやすいのだ。で、また順位をつけると、

  • 1位…新生銀行
  • 2位…三井住友銀行
  • 3位…三菱東京UFJ銀行

となる。この理由も書いていこう。

三菱東京UFJ銀行は、受付時間が短い

まず、我らが三菱東京UFJ銀行・バンクイックの3位は、すぐに確定してしまう。理由は、土日審査の受付時間が、

  • 新生銀行…21時まで
  • 三井住友銀行…21時まで
  • 三菱東京UFJ銀行…17時~18時まで

と、明らかに短いからだ。正確に書くと、

  • 土曜日…18時まで
  • 日・祝…17時まで

というのが、三菱東京UFJ銀行・バンクイックの受付時間(締切時間)である。なので、これで3位は確定する。で、次の新生銀行・三井住友銀行の比較もしよう。

レイクの方が「カード発行」の受付時間が長い

「最短即日審査」の受付時間は、互角である。しかし、その後で必要なローンカードの発行の受付時間が、レイクの方が断然長いのだ。

  • 新生銀行レイク…24時まで
  • 三井住友銀行…21時まで

という風である。「24時」というのは間違いではなく、本当にこの時間である。消費者金融でも「アコム・プロミス…22時まで」が最長なのだが、新生銀行カードローン・レイクはそれより長いのだ(しかも2時間も)。

新生銀行レイクのローン契約機の受付時間は、正確に書くと下のようになる。

  • 平日・土曜日…24時まで
  • 日曜日・祝日…22時まで
  • 毎月第3日曜日…19時まで

(参考URL…http://lake.jp/cashing/apply/operation.asp)

という風だ。第3日曜日だけなら、三井住友銀行の勝ちだが、それでは意味がないだろう。日・祝だけ「22時まで」と時短になっても、アコム・プロミスと並んで「キャッシング業界で、一番長い」わけである。

このようにローン契約機の営業時間…つまり「カード発行ができる時間の長さ」では、レイクはダントツなのである。なので、この点で土日借入がしやすいのも、三井住友銀行よりレイクだといえる。


…という理由で、三菱東京UFJ銀行・バンクイックの借りやすさは、ここでも「3位」になったが、それでもメダリストなのだから、メリットと強調していいだろう。

1-3.三菱東京UFJ銀行の口座無しで、最短即日借入可能

三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」は、三菱東京UFJ銀行の口座を持っていない人でも、最短即日借入ができる。これは「土日借入」の部分でも少し書いたが、あらためて詳しく説明しよう。

まず、最短即日融資の時に口座が必要かどうかは、下の条件に分類できる。

  • ①…平日でも土日・祝日でも必要
  • ②…土日・祝日だけ必要
  • ③…いつでも不要

という風だ。バンクイックは「③」である。で、他の銀行カードローンも書くと、

  • ①…イオン銀行・横浜銀行・みずほ銀行など
  • ②…オリックス銀行・楽天銀行など
  • ③…三井住友銀行・新生銀行(レイク)など

となる。一番条件が厳しいのは「イオン銀行カードローンBIG」である。「当日口座開設すらできない」からだ。みずほ銀行・横浜銀行については、

  • 確かに口座が必須だが、
  • 当日口座開設ができるので、
  • 口座開設してから、カードローンの審査に申し込む

という裏ワザが使える。イオン銀行カードローンでは、それができないので一番条件が厳しいわけだ。

で、その逆で一番条件がやさしいのが、三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行・新生銀行(レイク)である。土日・祝日だろうと平日だろうと、いつでも口座なしでOKだからである。

なぜ、口座なしでOKなのか

これは「ローン契約機」があるからだ。三菱東京UFJ銀行では「テレビ窓口」と呼ぶ。アコムでいう「むじんくん」であり、要は「自動契約機・無人契約機」のことだ。

で、これがあると何で口座なしで最短即日借入がしやすいのか。箇条書きしていこう。

  • 借り入れの方法は、2通りである
  • ①…振り込み
  • ②…ATM

この2通り以外はない。「来店」もあるが、今時来店で借りる人はいないだろう。

で、この2通りだが、

  • 振り込みということは、
  • 「銀行のシステム」が稼働している、ことが必要
  • つまり、「銀行の営業時間」でないといけない
  • 銀行の営業時間は「平日の15時まで」である
  • ということは、その日時以外は、
  • 銀行振込での即日借入はできない

となるわけだ。一方、ATMから借りるのであれば、

  • 銀行ATMでも、土日・祝日も動いている
  • コンビニATMだったら、深夜でも動いている

ということで、営業時間など関係なく、即日借入できる。で、

  • ATMを動かすには「カード」がいる
  • なので、カードを「即日発行」すればいい
  • 郵送では間に合わないので、
  • 「ローン契約機」でカード発行をする

ということである。なので、銀行が閉まっている日時でも、即日融資するには、ローン契約機が必要ということになるのだ。そして、ローン契約機がない銀行カードローンについては、

  • 土日融資不可(みずほ銀行・横浜銀行など)
  • その銀行の口座が必須(楽天銀行・オリックス銀行など)

という条件になる。「その銀行の口座が必要」というのは、

  • 他行は閉まっているので、振り込めないが、
  • 自行の口座だったら、自社でシステムをいじればいいので、
  • 土日・祝日や夜間でも振り込める

ということである。オリックス銀行・楽天銀行ともに「ネット専業銀行」なので、これができるわけだ。(ネット専業銀行の口座同士の振り込みというのは、要するに「数字の移動」のようなものなので)

で、楽天銀行・オリックス銀行はこうやって自行の口座があればという条件で土日融資に対応しているが、ローン契約機さえあれば「その銀行の口座」すらなしでいいわけだ。それができているのが、

  • 三菱東京UFJ銀行
  • 新生銀行レイク
  • 三井住友銀行

の3つ…ということである。

2.デメリット(他の銀行と比較)

2-1.学生が借りにくい(親権者の同意が必須)

三菱東京UFJ銀行(バンクイック)のデメリットは、やはり学生のキャッシングがしにくいことである。一応、「20才以上・自分の収入がある」という条件で借りられるようになっているが、それにプラスして、親権者の同意書が必須となっている。同意書をもらうためには、親権者(保護者)に相談しなくてはいけないので、要するに「必ず親にバレる」ということである。

バレていい家庭ならいいが、それはそれで「大丈夫な家庭なんだろうか」という不安もあるし、ほとんどの学生の場合、やはり親にキャッシングの相談をしても、親は許可してくれないだろう。「立て替えてくれる」ということはあるが、そうしてもらうと今度は親に頭が上がらなくなる。

なので、学生がお金を借りる時、やはり親には相談したくないものだ。「親に内緒」とか「家族に内緒」というと後ろめたい感じがするが、誰でも家族に内緒の秘密の10や20、持っているものである。作家の曽野綾子氏も「家族同士で秘密を持つのは当たり前」と言っている。彼女は結婚について「夫婦とは、憎しみを引き受け合うもの」と言っているくらいだ。

…ということで、親に内緒でキャッシングするというのは、それほど罪悪感は持たなくていいのだが、「お金と向き合う」ということは真剣に考えるべきだろう。少々過激な考え方かも知れないが、

  • 「親に内緒でお金を借りる」ことが悪いのでなく、
  • 「稼ぐ力」がなく、「お金を使う」ことばかりしているのが悪い

と、個人的には思う。要は「稼げないなら、使わない」という基本が守れていないということだ。

  • 使いたいなら稼ぐ
  • 稼げないなら使わない

どちらかにすべきなのだ。(最強は、ウォーレン・バフェットのように「稼げて使わない」だが。

2-2.ネット専業銀行と比較すると、無料の提携ATMが少ない

これはデメリットというより「贅沢な要求」だが、楽天銀行・オリックス銀行などの「ネット専業銀行」と比較すると、三菱東京UFJ銀行(バンクイック)は無料で借入・返済できる提携ATMが少ないというデメリットがある。バンクイックが無料で使える提携ATMは、

  • セブン銀行
  • コンビニATM

だ。もちろん、三菱東京UFJ銀行のATMは全部使えるが、他の銀行では「セブン銀行だけ」ということである。一方、ネット専業銀行はどうかというと、たとえばオリックス銀行カードローンの場合、

  • 三菱東京UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • ゆうちょ銀行
  • セブン銀行
  • イオン銀行
  • 西日本シティ銀行

…が無料で使えるようになっている。もちろん、コンビニATMも全部無料だ。こうして見ると「提携ATMの数では、バンクイックはオリックス銀行カードローンなどのネット専業銀行にかなわない」…ということがわかるだろう。

ただ、これは、

  • ネット専業銀行が便利ということであり、
  • バンクイックが不便ということではない
  • たとえばみずほ銀行カードローンなどは、
  • セブン銀行もコンビニATMも全部有料
  • 無料で使えるのはみずほ銀行ATMだけで、
  • しかも時間外手数料は有料

となっている。バンクイックは上に書いた通り、コンビニATMやセブン銀行は無料だし、三菱東京UFJ銀行ATMでも、時間外手数料は無料なのだ。こういう点では、むしろバンクイックのATMの借入・返済の手数料は、「有利な部類」に入るだろう。

余談 ~学生の「親に内緒」の借金について~

三菱東京UFJ銀行(バンクイック)で学生がキャッシングするには「親権者の同意書が必須」である。そして「親に内緒で借金」したいという人は、これを見ていくばくかの罪悪感を感じるのではないだろうか。つまり、「やはり、自分は親に内緒でしなきゃいけないようなことをしている」と。

しかし、この「親に内緒」とか「家族に内緒」で何かをするということは、そんなに恥ずべきことでもない。

たとえば、マザーテレサも実は生前、神の存在とか、自分の活動の正しさとかに、終始疑いを持って、ややノイローゼ気味だった。しかし、それをシスターたちに見せたら活動が終わってしまうので、50年近くの間、ずっと隠していた。その内容を、書籍の日本語訳から、一部紹介させていただこう。

(翻訳元のURLの内容はすばらしいので、興味がある方はぜひ読んでみていただきたい)

*なお、これから書くのは親に内緒で「悪いことをしていい」という意味ではなく「人間が何もかも分かり合うことなど、できないし、必要もない」という話だ。

  • 出典…『Come Be My Light』
  • 翻訳…http://www5a.biglobe.ne.jp/~spk/sp_newsletter/spnl_backnumber/spnl-50/spnl-50-1.htm

書籍の内容は、「マザーテレサの文通記録」だ。マザーは信頼できる何人かの神父だけに、自分の心情を赤裸々に、手紙で告白していた。マザーはこの手紙を処分するよう、神父たちに頼んでいたが、彼女の死後10年近く経って出版された。これは出版されるべき内容だった。マザーの「きれいな名言」しか知らない人たちは、これを見て驚くだろう。

(私もマザーが好きで、インドのコルカタにも行った人間なので、これを知った時はかなり驚いた)

愛――その言葉は何の喜びも私にもたらしません。

マザーテレサの名言をいくつか知っている人なら、この一言だけで衝撃だと思う。例えて言うなら、スラムダンクの赤木が「俺、本当はバスケとか、全国制覇とか、どうでもいいんだよね」というのに等しい。そのくらいの「全然違う感」がある。

私がこの仕事を始めるようになって間もないときから、このような状態(心の闇)がずっと続いています。

これはマザーが43才の時。彼女がインドでの活動を始めたのは「38才」なので、最初の5年間、すでに暗闇だったわけだ。

ちなみに、1つ目の言葉は「49才」の時。つまり「活動開始後11年」だ。「まだ迷っている」どころか、上の言葉を見ると、むしろ悪化しているとも取れる。

私は、いったい何のために働いているのでしょうか?(中略) 私の心には信仰がありません。愛も信頼もありません。あまりにもひどい苦痛があるだけです。

この言葉もダイレクトなので、やはり驚く人が多いだろう。「自分は何のために働いているのか?」という、誰もが持つだろう疑問を、あのマザーテレサがずっと抱えていたのだ。この手紙は、さっきの手紙の2ヶ月後のもので、同じ49才の時である。

この年令で自分の仕事に疑問を持つと、人によっては死にたくなると思う。しかし「世界で一番、仕事に生きがいを持っている」と思われていた(今も、知らない人たちからは思われている)、マザーですらこうだったのだ。そう考えると、自分の仕事に生きがいなど持てなくても、少し心が救われるのではないだろうか。

(学生が就職活動をする時にも、参考になるかと)

*余談ですが、私は仕事に生きがいを感じています。

この「マザーテレサの書簡集」は、引用し始めると止まらないくらい、興味深い本音で溢れている。長くなるので、最後に「75才」の時の言葉を紹介しよう。ノーベル平和賞受賞の6年後である。

私がシスターや人々に神や神の仕事について口を開くとき、その人たちに光と喜びと勇気をもたらすことをよく理解しています。しかしその私は、光も喜びも勇気も何も得ていないのです。内面はすべて闇で、神から完全に切り離されているという感覚です。

現代の日本人もしているように「マザーテレサは、このように言っています」と誰かが言って、それを聞いた人が「勇気づけられた!」などと言っていたわけだ。(別に悪いことではなく、今と同じように慕われていた、という意味で)

しかし、そのマザー本人が「当の私には、生きる喜びが何もない」と言っているわけだ。「何だ?このギャップは」と、不思議で仕方ない。


…と、マザーの葛藤を紹介してきたが、「家族と分かり合えない」ことは、そんなに悪いことではない、というのがこれでわかるのではないだろうか。マザーにとって、同居しているシスター達や、活動で関わっている病気の人々や子供たちは、「家族のようなもの」だったはずだ。しかし、その人々と、マザーの間に、これだけの「溝」があったのである。

(もちろん、シスターや病気の人々、子供たちはその溝を感じていなかった。これがマザーのすごい所だと、あらためて思うのだが)

何にせよ、「家に帰って、家族を大切にしてあげてください」というマザーの一番有名な名言の一つが、まったく別の意味に聞こえてくるだろう。

  • 家族は、分かり合えなくてもいい
  • 分かり合えなくてもいいので、大切にしてあげてください

と、彼女は言いたかったんじゃないだろうか。「私だって、身近な人達に本当の気持ちを隠していますから」などと、生前の彼女は、口が裂けても言えなかっただろうけど、本当の意味は、きっとこんな感じだったんだと思う。

…ということで、家族に内緒でキャッシングをするにしても、その他のことをするにしても、「内緒」ということ自体は、気にする必要がない。また、借金も気にする必要がない。(起業や投資で大成功した人間の多くは、借金苦の時代があった)

大事なのは「自分が何のためにそれをしたのか」ということだけで、家族に内緒だからいけないとか、そんなことはない。(それだったら、自分の本音をずっと確認してきたマザーテレサも、罪深いということになる)

だから、「家族で内緒」とか「借金」とかを気にするのではなく、自分は何のために生きているのか。何で借金することになったのか。という点を、よく考えるべきだろう。考えるだけでなく、感じるべきだろう。

結局、お金の稼ぎ方や使い方は、その人の命そのものなのだ。わかりやすい例では、小室哲哉さんの稼ぎ方と、散財の仕方には、はっきり人生が現れていただろう。(散財の方ばかり批判されるが、稼ぎ方だって、普通ではできないやり方だったのだ。起業で稼ぐのとはわけが違う)

ということで、学生が家族に内緒で借金することになっても、そのこと自体を気にするよりも、自分の稼ぎ方と使い方を、もっと考えた方がいいと思う。つまり「お金との向き合い方」だ。繰り返すが「家族に内緒」というのが、それほど大問題ではないことは、マザーテレサの人生を見てもわかるはずだ。

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