多重債務防止

多重債務者はなぜ、キャッシングの自転車操業をしてしまうのか

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多重債務者は、なぜ借金の「自転車操業」をしてしまうのか。これについて、『サラ金全滅』(笠虎崇/2010年/共栄書房)のP.138~140に書かれている内容を元に、考察していきます。

「絶対に期日通り返済しなければいけない」という思い込み

この本の指摘によれば、自転車操業をしてしまう原因の1つは「何が何でも、期日通りに返済しなければいけない」という思い込みだそうです。実際には、

  • 「多少遅れてもいい」し、
  • 「利息分だけ払う」という方法もあるし、
  • 「特に事前連絡すれば、かなり多めに見てもらえる

…わけです。これは多重債務から立ち直ったことで有名な「猫次郎」氏も「借金力」などの本で主張されていることです。つまり「中間」を意識するということですね。

ゼロか100か、という思考パターンを卒業する

これは多重債務者の人だけでなく「真面目なんだけど、いまいち人生がうまくいかない」という人に共通する思考パターンです。つまり、何でも「ゼロか100か」で考えてしまう…ということですね。

「予定通り返済できない」→「もう駄目だ」と、すぐに発想が飛躍してしまうのです。そうではなく、

  • 「やべえ。今月間に合わんわ」
  • 「とりあえず、業者に連絡しよ」

…という、一種の「適当さ」が重要なんですね。いいかげんな用ですが、そもそも「いいかげん」の語源は「良い加減」です。

で、そうやってカードローン業者に連絡すると、大抵は、

  • 「では、いつでしたらご返済できますか?」
  • 「よろしければ、利息だけご返済いただくことも可能ですよ」

…などの代替案を、親切に説明してくれます。これは私もクレジットカードの返済ができなかった時に、連絡して実体験があります。少々ビクビクしながら連絡しましたが、オペレーターの女性は、ものすごく優しい声で、「利息だけでも結構ですよ」と案内してくださいました。

キャッシング業者のスタッフにとって、連絡してもらえるのは嬉しい

『督促OL』など、借金の督促に関わる立場の人の書籍を読むとよくわかります。取り立てをする側の社員さんにとって、「こうして事前連絡してもらえる」というのは、非常に嬉しいことなのです。

というのは、こういう督促担当の人たちは、日々モラルが崩壊している債務者を相手にして、精神的に疲れているんですね。自分が借りたお金を返さないのが悪いのに、

  • 「うるせー!ぶっ殺すぞ」
  • 「俺は右翼を呼べるんだぞ。お前の会社に街宣車回してやろうか」

などの脅しをする債務者は、非常に多いのです(督促の現場を知ると、むしろ被害者はキャッシング業者の社員さんだと感じるくらいです)。

そういう中で「返済が遅れる時、事前に連絡してくれる誠実な人」に出会うと「地獄に仏」ではないですが「人間も捨てたもんじゃないな」と思えるんですね。

人間は「人の悪口を言っている時の方が気持ちいい」ように感じるかも知れませんが、実は全然違っていて、やっぱり「ああ、この人はいい人だな」と思えた時の方が、断然幸せなのです。それは、日々「最低の人間」を多数相手にしている、督促担当のような人々だと、普通の人以上に痛感するのです(そういう気持ちに飢えている…ということですね)。

だから、「すみません。今月遅れてしまいそうです」と事前連絡すると、思いの外優しく対応してくれるのです。そのため、怖がらず「まずは連絡する」ということを大事にしてください。

「迷える者は道を問わない」という、『荀子』大略篇にも登場する有名な言葉がありますが、「困った時は、まず誰かに相談する」というのは大事なのです。(この言葉は、四字熟語では「迷者不問」といいます)

自己破産や債務整理を、もっと気軽に考えるべき

もう一つ、多重債務者が自転車操業に陥ってしまう原因は、「自己破産や債務整理を、深刻に考えすぎている」ということがあります。

先に紹介した猫次郎氏の書籍にも、「多重債務を、債務整理や自己破産で卒業した」人々の体験談が多数寄せられていますが、

  • 思いの外、簡単だった
  • 想像していたデメリットも、全然起きなかった

という声がほとんどです。実際、自己破産のデメリットというのは、ほとんどないんですね。

  • その後の仕事も、普通にできる
  • 給料ももらえるし、貯金もしていい
  • ↑(破産時の貯金は、ゼロになるが)
  • 戸籍などにも残らない

…ということです。その他、自己破産について普通の人が想像するデメリットは「全部起きない」と言ってもいいくらいです。

唯一困るのは、「自己破産を申請してから、免責が下りる(借金がチャラになる)までの6ヶ月間程度、一部の仕事ができない」ということ。できない(制限される)仕事の種類は、

  • 弁護士
  • 司法書士
  • 中小企業診断士

…などの「士業全般」に加え、

  • 宅建主任
  • 警備員
  • 旅行業取扱者

…などがあります。つまり、「不動産業・警備員・観光業」などを仕事としている人の場合「6ヶ月間仕事ができなくなる可能性がある」ということです。これだけが唯一、自己破産のデメリット・注意点といえるでしょう。

ただ、これも主に「自営業」の人です。サラリーマンだったら「他の資格を持っている人がカバーしてくれる」ことが多いので、それほど影響はありません。なので、この点についてもそれほど心配しなくて大丈夫です。

…というように、自己破産も含めて、債務整理というのは、日本人の多くが想像するよりも、遥かに簡単なんですね。キャッシングの自転車操業をするのではなく、こういう法的な手続きも早めに検討する…というのが大事です。

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