カードローンのルール

キャッシング審査の「スコアリング」とは ~あらゆる申し込み項目を点数化~

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キャッシング審査では「スコアリング」というシステムがあります。「点数化」ということですが、その申し込み者の年収・借入状況・職業などの諸条件を、すべて「クレジットスコア」という点数にして審査するんですね。

スコアリングは、キャッシング業者によって違う?

このスコアリングは、キャッシング業者によって違う部分と、共通する部分があります。

  • 違う部分…その会社や系列企業の利用実績
  • 同じ部分…職業・年収などの基本的なデータ

ということです。ちなみに、それぞれがどのくらいの割合で審査結果を左右するか…ということは決まっていません。その申し込み者の状況・条件によるし、業者によって変わります。

社内ブラックに入っている場合、一発アウト

スコアリングを一発で吹き飛ばしてしまうのが、「社内ブラック・内部ブラック」というもの。そのカードローン会社の中で、ブラックリスト入りしている…ということですね。

内部ブラックになる条件は、たとえば下のようなものです。

  • 重度の遅延・延滞をした
  • 虚偽申告をした
  • 半年以内に、そこの審査に落ちている
  • その会社の系列企業のサービスで、問題を起こした

というようなものです。その他「内容が悪質なクレームをつけてきた」など、例外的なものもありますが、大体上にも書いた通りの内容になっています。

というような条件によって内部ブラックになると他のスコアリングがどれだけ良くても、審査落ちということが多いです。時代劇風にいうなら「わしの目の黒いうちは、絶対に許さん」というような感じですね。

完全ブラックでなくても「少しブラック」はある

上に書いたような「完全な社内ブラック」になる人は、めったにいません。貸金業者と利用者は、そもそも敵ではないのです。利用者が確実に返済さえしてくれれば、お互いの利益は完全に一致するのです。

ということで、「絶対に審査に通らない」というレベルの完全ブラックは、そうそうないんですね。しかし、数日の延滞・滞納だったらしてしまう人が多いです。こういう「少しだけブラック」というのは、結構あります。

「少しだけブラック」だと、どうなるか?

これはその他の部分のスコアリングによります。

  • 年収が高い
  • 職業が安定している
  • 他社での借入・返済の実績が良い

などの条件があれば、多少社内ブラックによってマイナスになっても、総合のスコアリングでは「融資可能」となることが多いです。

このような「少しだけ内部ブラック」という時だけでなく、キャッシング審査自体が「常に総合的に決まる」ものです。

ということで、年収や借入状況、職業・勤続年数などの「その他の審査条件」にしても、何か1つや2つの条件だけで、カードローン審査の結果が決まることはないと思ってください。

スコアリングに最も影響する審査項目は?

これは実は、ネット申込みで記入する審査項目の中にはありません。個人信用情報がもっとも影響します。

個人信用情報というのは、別名クレジットヒストリーと呼ばれることもありますが、要は「これまでの全ての借入・返済の履歴」です。これに自己破産・債務整理などの事故情報・異動情報が記録されていると、いわゆる「ブラックリスト」となるわけですが、この場合は「ほぼ絶対、審査落ち」となります。

もちろん、ブラックリストにも「時効」があります。債務整理・自己破産はら大体5年~10年。重度の遅延・代位弁済・強制解約(退会)などの内容だったら5年程度です。

この辺は、すべて審査するカードローン会社・ブランドのさじ加減にもよります。彼らは「信用できる人だったら融資したい」と思っていますから、「確かにまだ自己破産から5年だけど、年収も1000万円あるし、上場企業の正社員だし、いいんじゃないかな」と支店長などが判断したら、それで融資可能となることも多いです。

というように、審査に通るにしても落ちるにしても、個人信用情報はかなりの影響を及ぼします。スコアリングで一番影響するのは「これまでの借入・返済の履歴」と思っておいて下さい。


以上、カードローンやキャッシングの審査の「スコアリング」について解説しました。これから審査を受ける人の参考になれば幸いです。

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