ソニー銀行カードローンはスピード融資にも対応しています。ポイントを書くと下のようになります。
- ソニー銀行の口座が必要
- ソニー銀行の口座がない場合、翌日融資
- 口座があれば土曜日・日曜日・祝日でもスピード借入可能
- 審査時間は最短60分(比較的早い)
- ただ、人気が集中している時はもっと審査時間がかかる
…ということです。以下、詳しく説明します。
目次
スピード融資にはソニー銀行の口座が必要
ソニー銀行カードローンでスピードキャッシングをするにはソニー銀行の口座が必要。こうした条件でのみスピード融資を認めているのは、大部分の銀行で共通していることです。例外は下の通りです。
- 新生銀行(レイク)
- 三井住友銀行
…くらいでしょう。これらは「その銀行の口座なし」でもスピード借入できますが、その他の銀行カードローンは基本的に「その銀行の口座が必要」です。
平日だけだったら「口座なしでOK」の銀行カードローンもあるが…
平日のスピードキャッシングだけだったら、楽天銀行なども「その銀行の口座なしでOK」となります。そのため、平日のスピード借入であればこれらの銀行カードローンで申し込むのも便利でしょう。
しかし、土曜日・日曜日・祝日のスピードキャッシングの場合、これらの銀行カードローンは口座を持っている必要があります。また先にも書いた通りソニー銀行は土曜日・日曜日・祝日でも平日でも口座が必須です。
というハードルはありますが、逆に言えば「口座さえあればスピードキャッシングはまったく問題なし」ということです。急ぎでお金を借りたい人も、ソニー銀行カードローンなら、特に不自由することはないでしょう。
ソニー銀行の口座がない人は、翌営業日の振り込み
もしソニー銀行の口座がない場合、スピード融資は無理ですが「翌日融資」となります。「別に一日くらいなら遅れてもいい」という人の場合、これならOKでしょう。
スピードキャッシングできないというと、それだけで「1週間程度かかる」かのようなイメージを持ってしまいますが、実際にはソニー銀行カードローンのように「翌日融資」というパターンもあるんですね。
その人の状況・条件によっては「翌日融資でも十分」ということも多いでしょう。というわけで、その場合はソニー銀行の口座がなくても特に問題ないと言えます。
ソニー銀行カードローンの審査の所要時間は最短60分
ソニー銀行カードローンの審査にかかる時間は、最短で60分となっています。これは―。
- 三井住友銀行…最短30分
- 新生銀行カードローン レイク…最短30分
などに次ぐ数字で、銀行カードローンとしてはかなりのスピード審査です。
その他地方銀行のカードローンなども含めて、最短60分で審査できるところを列挙すると、下のようになります。
- 常陽銀行…カードローンキャッシュピット
- 第三銀行…悠々生活
- 福井銀行…カードローンイツモン
- 福邦銀行…新なんでもザウルスカードローン
- 北越銀行…ホクギンカードローン「べんリーナ365」
地方銀行なので都道府県名がわからないものもあると思いますが、一覧にすると下の通りです。
- 常陽銀行…茨城県
- 第三銀行…三重県
- 福邦銀行…京都府
- 北越銀行…新潟県
というわけで、それぞれ周辺エリアに在住・在勤している人でなければカードローンは利用できませんが、何はともあれ、これらの地方銀行のカードローンだと、ソニー銀行と同じ最短60分で審査できます。
人気が集中している時期は、時間がかかることがある
ソニー銀行カードローンは一応「最短60分」となっていますが、人気が高く、申し込みが集中している時期には、もっと審査時間がかかることもあります。
ソニー銀行はもともと新規受付を一時停止していたのですが、2015年夏に再開しました。その再開直後から申し込みが殺到して、公式サイトに「現在審査が混み合っているため、審査時間が長くかかる可能性があります」という内容が記されていました。
これはその後数ヶ月にわたって続いたので、この時期に申し込んだ人で、「最短60分で審査してもらえた」という人は少ないかも知れません。
銀行カードローンで一番低金利なので、申し込みが多くなる
ソニー銀行カードローンは、主要な銀行カードローンの中で一番低金利となっています。上限金利(高い方の金利)はイオン銀行と並んで一番安いですし、下限金利も実質一番安いです。(ソニー銀行より下限金利が安い横浜銀行は限度額がソニー銀行より大きいので)
…というように一番低金利で借りられる銀行カードローンというおとで、多くの人の申し込みが殺到するわけです。そうして人気が集中している時期には、審査時間がやや長めになるかも知れない…ということは考えた方がいいでしょう。
「5分で審査可能」という消費者金融もある
ソニー銀行の「最短60分」というのもかなり早い審査時間ですが、消費者金融の中小業者の中には「最短5分」という、驚異的なスピードで審査できる業者もいくらかあります。一覧にすると―。
- エニー…フリーローン
- ビアイジ…カードローン
- アトモス…おまとめローン
などです。「返済計画再編を支援する融資でも5分?」と思うかも知れませんが、これはその分審査基準が厳しいということでしょう。
「審査が早い」=「審査に申し込みやすい」というわけではない
多くの人は「審査が早い=甘い・緩い」と勘違いしています。確かに闇金業者などそういうケースもありますが、実際には「審査が早い=厳しい」ということが多いのです。
つまり、わかりやすく受験でいうと「足切りの基準が高い」ということですね。たとえば「年収600万円以下はお断り」という条件だったら、審査はほとんどあっという間に終わるでしょう。ほとんどの人は「落ちて終了」ということです。
年収600万円以上でしっかり審査する人にしても「そもそも人数自体が少ない」ということで、一人あたりをじっくり審査したとしても、余裕があります。
あるいは、年収以外でも
- 勤続年数…5年以上
- 自宅…持ち家
- 同居家族の人数…2人以上
…という風に機械的にどんどん条件を決めていって「それに合致した人だけ、自動的に審査通過とする」とすれば、確かに返済計画再編を支援する融資だろうと、審査は5分でできるのです。
もちろん、返済計画再編を支援する融資だけでなく通常のキャッシングの場合も同じです。要はこうして―。
- 各審査項目の最低基準を高くする
- それをコンピューターで自動的に審査する
…という風にしていれば、エニーやビアイジ・アトモスのように「5分という超絶スピード審査」をすることもできるのです。
昔の消費者金融・銀行カードローンの審査について
昔の消費者金融や銀行カードローンの審査は、もっと原始的でした。個人信用情報はすべて「紙のカード」で管理されていたのです。
- 「山田太郎」がアコムに申し込む
- アコムが個人信用情報機関に「山田太郎の情報」を請求する
- 個人信用情報機関の人が、「や」の行からファイルを探す
…という風にして、山田太郎の個人信用情報が書かれたカードを探します。そして見つけたら―。
- 電話口で、書かれた情報を読み上げる
- アコムの人がそれをメモする
- その手書きのメモを元に、支店長なども含めて審査を行う
…という風です。極めて原始的ですが、20年ほど前まではこういうやり方で、個人信用情報の照会が行われていたんですね。
この歴史は『理解されないビジネスモデル 消費者金融』という書籍を読むとよくわかります。何でも昔を懐かしむというのはどうかとも思うのですが、こういう時代が消費者金融やクレジットカードなどの世界にもあったのだな、と思うと、昭和のノスタルジーのようなものを感じます。
(ちなみに、これだけの人海戦術で個人信用情報を管理すると、当然膨大な人数が必要になります。この頃の個人信用情報機関のオフィスには、常時100人以上の事務員の方がいたと言います。機械化によってカードローン審査はスピーディーになった分、多くの雇用がなくなっていったのだなということも感じます)
以上、ソニー銀行カードローンのスピードキャッシングについてまとめました。ソニー銀行の口座がある人もない人も、先に書いたような条件に合致する人の場合は、ぜひ申し込むといいでしょう。