横浜銀行カードローンは、スピード融資・スピード審査も可能です。ただ、横浜銀行の口座がなくてはいけないので、口座がない人はスピード開設してから審査申込みする必要があります。
この場合、口座開設で時間がかかるので、朝イチで横浜銀行の支店に行きましょう(それでも少々時間がギリギリですが)。
すでに横浜銀行の口座がある人の場合、大体午前中に申し込めば、問題なくスピードキャッシングできます。
審査の所要時間は不明だが、午前中の申し込みならスピード借入しやすい
これは横浜銀行カードローンに限らず、多くの銀行カードローンで共通していえることですが、「午前中に申し込んでおけば、大体スピードキャッシングはできる」といえます。仮に審査時間が「4時間」だったとしても、正午に申し込めば「16時」までには審査完了するからです。
その銀行の口座を持っていれば、この場合はスピード融資できることが多いです。ただ「15時以降は、同じ銀行口座でも振り込みできない」という銀行カードローンもあるので、その場合、このような「正午」の申し込みだと間に合わないこともあります。
しかし、この場合ももっと早く、たとえば「午前10時」に申し込んでいれば、4時間審査にかかっても「14時」には審査通過していることになります。これだったら問題なくスピーディーに振り込みしてもらえるでしょう。
ということで、横浜銀行カードローンで確実にスピード借入したい場合は、できれば午前10時頃までに申し込むと考えてください。かなり早めの、余裕を持った申し込みですが、これだったら借りやすくなるのは間違いありません。
(実際にはもっと遅くてもスピード借入できる場合もあります)
土曜日・日曜日・祝日のスピード借入は、横浜銀行ではできない
横浜銀行カードローンは、土曜日・日曜日・祝日・休日のスピードキャッシングには対応していません。ということで、休日にお金が必要になった場合は、他の銀行カードローンか消費者金融で借りるようにしましょう。
基本的に、横浜銀行以外でも地方銀行のカードローンは土曜日・日曜日の融資ができないものです。これは大手銀行と違って―。
- スピード審査に割けるスタッフ数が少ない
- 土曜日・日曜日・祝日に申し込んでくる利用者も少ない
…という理由になります。そのため、別に横浜銀行カードローンの土曜日・日曜日の審査だけが厳しいとか不便…というわけではありません。むしろ平日のスピードキャッシングが他の地方銀行より断然早いので、「地方銀行のカードローンとしては、トップクラスに申し込みやすい」といえます。
以上、横浜銀行カードローンのスピード審査・スピード融資についてまとめました。ここから先は、スピードキャッシングの歴史についてのコラムを書きます。
(興味がある方は、読んでみてください)
スピードキャッシングの歴史・発展の経緯
横浜銀行カードローンのスピード融資について語ったついでに、スピードキャッシングがどのように進化していったかを説明しましょう。ポイントをまとめると―。
- 戦前の「事業化」していない庶民金融では、スピード融資は基本だった
- 地主などの資力がある人間が、借りに来た人間に即融資していた
…というのはイメージでわかるでしょう。この時期の原始的な庶民金融は貸し倒れがほとんどない、という特徴がありました。
- 長年の顔見知りなので、裏切りたくない
- 人間が住める場所・働ける場所が限られていたので、その土地で生きていくしかなかった
- 貸し手側も、あまり強引な取り立てをすると近所での評判が悪くなるので、うまくバランスを取っていた
…ということです。つまり「貸金業」というより「近所の助け合い」だったんですね。しかし、これを本格的に「事業」にしようとすると、これでは問題が生じます。
- このやり方だと、一人あたりの審査や回収に、たっぷりと時間をかけなければいけない
- 人間的な付き合いや技術が必要なので、マニュアル化して規模の拡大ができない
…ということです。個人向けの融資を「ビジネス」にするためには、もっと「マニュアル化」する必要があったんですね。
サラリーマンの増加で、マニュアル化ができるようになった
これが「高度経済成長」によって、「機械的な融資」ができるようになります。昔の「近所の人」とは違い「企業に勤めるサラリーマンの場合、毎月の給料・今後の年収などが、ある程度予想できた」からです。戦後の日本人のお給料は完全に右肩上がりだったので、予測が簡単だったんですね。
というわけで、サラリーマンを対象として、今の消費者金融の原型である「サラリーマン金融(サラ金)」が始まります。初期はサラ金という呼び名はなく勤め人信用貸しという名前でした。
事業化はできたが、赤の他人に融資するので審査が慎重になった
このように「作業をマニュアル化する」ことはできるようになりました。しかし、昔の「地元の人同士の貸し借り」とは違い、このサラリーマン金融の場合は「お互い誰だかわからない、他人同士」です。ということで、それなりに返済能力をしっかりチェックしなければ、とても融資はできません。
地元の人同士だと「審査」が多少適当でも「回収」で、絶対に取り戻せるという自信があったんですね。しかし、相手が赤の他人となると「回収」が難しくなるので、その分審査を厳しくする必要があったのです。
ということで、事業化されたサラリーマン金融は、1日~2日程度かけて「慎重に審査する」ということが多くなりました。もちろん当時もすぐに融資することはありましたが、それは―。
- 少額の場合
- 信用度が高い人の場合
- 朝イチで申し込んだ場合
などに限られていて、今の大手の消費者金融や銀行カードローンのように「スピードキャッシングが当たり前」という世界ではありませんでした。
審査の自動化が進んで、スピード融資が当たり前になる
しかし、その後審査の自動化がどんどん進んで、スピード借入が当たり前にできるようになります。1983年にプロミスが世界初の自動与信システムを開発したり、アコムが本社と各支店をつなぐネットワークを独自に作ったり…という風に、どんどん「機械化」が進んでいったんですね。
キャッシング審査の作業というのは、「年収・職業・勤続年数」などのデータについては、人間が審査しても機械が審査しても、やることは同じです。人間でなければ審査出来ないのは―。
- 雰囲気から信用できそうか察する
- 「信用度が高すぎて、逆にあやしい」などのイレギュラーなケースをチェックする
- 身分証明書の偽造を見破る
…などの作業です。そのため、人力での審査は現代でも残っていますが、それでもかなりの部分の自動化が進み、1980年代から、現代の「スピード融資・スピード審査」に近い形になっていったんですね。
1993年の「むじんくん」の登場で、さらに進化する
自動与信システムに関してはプロミスが歴史を開きましたが、自動契約機に関してはアコムが歴史を変えました。1993年にキャッシング業界で初めての「無人契約機」を導入したのです。
もともとアコムは優良顧客に限って「自動販売機のような原理で、現金2万円が入った封筒を出す」という、「自動現金貸出機」というものを、かなり早期に開発していました。銀行のATMすら、まだ普及していなかった時代です。
というように、ネットワークではプロミスの方が進んでいたものの、こうした「マシン」の類に関しては、アコムの方が進んでいたんですね。そのため、最初のローン契約機を導入するのも、アコムの方が早かったのです。
その後、各社が次々と無人契約機を導入する
アコムの成功を見て、その後他の消費者金融の会社・ブランドも次々と無人契約機を開発していきました。
- プロミス…いらっしゃいまし~ん
- 武富士…¥(エン)むすび
- アイフル…お自動さん
- 三洋信販…ポケットバンク
…という風です。たとえば三洋信販では最初試験的に1台導入したところ、あっという間に自動契約機経由の申し込みが増えたので、1ヶ月後にはさらに数台の増設を決定する…という具合でした。
当時、まだ消費者金融が進出していない郊外地域はたくさんあったのですが、自動契約機(無人店舗)は、こういうエリアへの出店に大きく貢献しました。自動契約機は運営コストが小さく、大体1ヶ月で20件~25件程度の申し込みがあれば、それでペイできたのです。
ということで、1990年代に大手の消費者金融のローン契約機が全国各地に急増し、スピード融資もますます身近になっていったのです。