大口利用に最適

消費者金融のおまとめローンの注意点 ~過払い請求の権利の消滅、など~

バッグを持って歩く女性

消費者金融の返済計画再編を支援する融資の注意点は、下の通りです。

  • 利用する業者によっては、状況が悪化する
  • 大口利用した後では、過払い請求ができない
  • 返済期間が長くなると、利子総額が高くなる

以下、それぞれ詳しく説明します。

一本化をする業者によっては、状況がより悪化する

返済計画の再編をする時、選ぶ業者によっては、状況がさらに悪化する場合もあります。どのような理由で悪化するかというと、下の通りです。

  • 保証人が必要になる(人を巻き込んでしまう)
  • 公正証書を作成させられる
  • 持っている不動産を担保に入れさせられる

絶対にこうなるとは限りませんが、依頼する業者によってはこうなります。

もちろん、プロミス・アコム・アイフル・ノーローンなどの大手の消費者金融の返済計画再編を支援する融資を利用する場合、このようなことはありません。しかし、中小業者の返済計画再編を支援する融資で一本化をする場合は、こうした要求をされないかどうか、注意してください。

過払い金が発生している場合、取り返せなくなる

これは返済計画再編を支援する融資のデメリット・注意点の代表的なものですが、「過払い金の返還請求ができなくなる」というものがあります。理由は―。

  • 一本化をするには「不要な業者」を解約しなくてはいけない(完済だけではダメ)
  • 解約すると、もう過払い請求はできない

ということです。そのため、特に2006年~2010年より前に借り入れをしていた人は、(そして、それが長期間に渡っていた人は)、損をする可能性があります。こういう人は、かなりの過払い金を払っているはずですからね。

2010年以前からキャッシングしている人は、まず過払い金をチェック

ということで、貸金業法が改正された2010年より前からキャッシングを続けている…という人は、まず過払い金の有無をチェックしましょう。

過払い金のチェックのやり方は、下の通りです。

  • まず業者に取引履歴の開示請求をする(郵送)
  • その取引履歴を見て、過払い金を計算する(ネット上の無料ソフトでできる)
  • 計算したら、過払い金返還請求書を、郵送する

という風です。こうして過払い金を整理してから、返済計画の再編をしましょう。

返済期間長くなると、利息総額が増える

返済をゆっくりすると、利子総額が増える。これは当たり前のことですが、なぜ返済計画再編を支援する融資によってそうなるのか。

これは、一本化をした段階で、返済スケジュールがリセットされるからです。その時に、業者によっては「返済期間が長くなることがある」というわけです。

もちろん、すべての業者・ブランドでそうなるわけではありません。あくまで業者によっては、ということです。

返済計画を再編したら、返済期間が変わっていないかチェック

ということで、このデメリットを防ぐために、返済計画の再編をしたら必ず「返済期間が長くなっていないか」をチェックしましょう。特に毎月の返済額が異様に小さくなっていたら、それは「返済期間が延びただけ」という可能性があります。

返済計画再編を支援する融資を利用しても、それほど劇的に毎月の返済額が減る…ということはありません。目に見えて減少した場合は、単純に「返済期間が長くなって、毎月の負担が減った」(代わりに、最終的な利子総額は増える)と考えてください。

多くの人は、返済計画再編を支援する融資を申し込むと過剰にその効果を期待してしまうので、こうして月々の返済額が減ると「返済計画再編を支援する融資の効果だ!」と錯覚してしまうんですね。

こうした感情による情報認識の歪みを「認知バイアス」といいます。認知バイアスの種類の中でも、こういう「期待」によるものは―。

  • 確証バイアス
  • 追認バイアス

などと呼ばれますが、そのように、心理学的にこの「返済計画再編を支援する融資の失敗」は起こりやすいのです。

一本化をしても、それほど金利が下がらないことも

*これは「消費者金融の返済計画再編を支援する融資の注意点」というよりも「消費者金融と銀行カードローンの返済計画再編を支援する融資を比較する時の注意点」です。

たとえば、キャッシング総額が100万円以上だとしましょう。そして、それを消費者金融でバラバラに借りているとします。

この場合、それぞれの金利は「18%」です。しかし、まとめれば消費者金融でも「15%」になるんですね。「100万円以上の場合、15%」という利息制限法の上限があるからです。

つまり「100万円以上の借り入れの場合、金利が15%」というのは当たり前なんですが、これを知らない人も結構います。そして、銀行カードローンでい他する時「銀行だから安くなった」と勘違いしてしまうんですね。

ということで、これはデメリットというより注意点ですが、もし銀行でまとめても「15%」という場合は、むしろ審査に申し込みやすい消費者金融でまとめた方がいい場合もあるわけです。

もちろん、銀行カードローンの方でも審査に通るなら特に問題ないのですが、必ずしも銀行の返済計画再編を支援する融資の方が安いとは限らないということは、知っておいてください。(銀行の方が高い…ということはないですけどね)


以上、消費者金融で返済計画再編を支援する融資を利用する時の注意点についてまとめました。これからキャッシング総額を一本化しようとしている、多重債務者の方などに、参考にしていただけたら幸いです。

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