キャッシングの限度枠の増額の申し込み方法―。これは、自分から申し込み場合は、下の通りです。
- 会員ページの「増額申込み」のメニューから
- ない場合は、電話・メール等で申し込む
という風です。
大手ブランドは、会員ページから可能
たとえばプロミスなどの大手の消費者金融ブランドの場合、会員ページに「増額申し込み」などのメニューがあります。ここから希望の金額を入力し、送信するだけ。あとはオペレーターさんから連絡が来ます。
大体電話がかかって来て、追加の審査があったり、あるいはすぐOKをもらえるレベルの人・金額だったら、そのままOKとなります。
というように、大手のキャッシングブランドで申し込みのであれば、増額はかなり簡単です。手続き自体は簡単で、実際に増額してもらえるかどうかは、その人の年収や希望金額次第、ということですが。
メニューがない業者は、自分から申し込み
このような増額のメニューがないキャッシング業者の場合(会員ページ自体がない業者も含む)は、普通に電話やメールによって依頼します。
「限度額の増枠を依頼するのは、何となくあつかましい感じがする」と遠慮する必要はありません。むしろ業者にとっては歓迎なのです。
彼らにとって、たくさん貸せば貸すほど利益は増えるものなんですね。たくさんの限度枠を持ってくれるお客さんというのは、むしろありがたいのです。
(他社から借りることも防げますからね。年収の3分の1という制限がある以上)
ということで、条件を満たせる人であれば、増額の打診はむしろ、貸金業者・ブランドの方が歓迎してくれると考えてください。
増額のためには何が必要か?
融資枠を増やすために必要なのは、下の書類や条件です。
- 最低半年は、契約から経過していること
- 返済の遅延・延滞が一切ないこと
- 収入証明書を提出できること
- 増額したい理由がハッキリしていること
という条件です。それぞれ説明します。
半年から1年で、増額の見直し審査が行われる
多くのキャッシングブランドや銀行カードローンが、半年ごとに「見直し審査」というものをしています。
- この人の限度額はこのままでいいか
- そもそも、契約自体、このまま継続していいか
- 返済期間を長くした方がいいか
などの見直しをするわけです。よほどの問題を起こしている人でなければ、ここで強制退会になったり、限度額の減額になったりすることはありません。しかし、問題を起こしている人の場合は、それもあり得ます。
このような見直し審査を半年でするということは、「突発的な増額も、最低でも半年以上経たないとない」ということです。半年経過していれば、見直し審査の結果が手元にあるので「うーん、この人だったら、まあいいか」となります。
逆に半年以内だと、手元にまだ見直し審査の結果がないので、増額のために簡単な審査をしなくてはいけません。そのため、コスト削減などの理由で「6ヶ月以内では、最初から受け付けない」という業者・ブランドもあります。
(実際、普通の人だったら、そんなにすぐに極度額の増枠が必要になることはないですからね)
返済の延滞・遅延が一切ないこと
これは絶対条件ではないですが、もしそれまでに返済の延滞・滞納がある場合、限度額の増額の可能性はかなり低くなります。
もとの限度枠がかなり小さかった場合、特にクレジットカードのショッピング枠だと、割と増額されます。私の体験談からいうと、JCBのクレジットカードで5回ほど延滞していても、「30万円→50万円」の増額がありました。
もっとも、その時点で28才でしたし、28才でショッピング枠の50万円は当たり前という感覚なので、問題なく増額されたのでしょう。
(ちなみに、自分から打診したのでなく、「限度額に近づいた時に一括返済」ということを何度かしていたら、自動的に増額されました)
収入証明書の提出が必要になるケース
増額の時は、年収証明書の提出を要求されることが多いです。
- 確定申告書
- 給与明細
- 源泉徴収票
- 納税証明書
- 課税通知書
といった書類ですね。これを必ず提出するケースは、たとえば消費者金融で「50万円」を超える場合。これは貸金業法で決められているルールなので、必ず提出しなくてはいけません。
(提出を要求しないキャッシング業者は違法業者なので、注意してください)
また「複数社の借り入れが100万円を超える」という場合でも、やはり所得証明書が必要になります。「他社借入総額」は、個人信用情報を見て業者も把握していますから、嘘をつくことは不可能です。
「実際に100万円を超える」という増額の場合、必ず自己申告して、所得確認資料を一緒に提出するようにしましょう。
増額したい理由が明確であること
これはキャッシング業者・ブランドにもよるのですが、「今回増額されたい理由は何ですか?」というような質問を、されることがあります。
絶対にされるわけではありませんが、一応応えられるようにしておいた方がいいでしょう(実際、増額したい理由は何かしらあるはずなので)。
ここで「買い物」とか「遊興費」というと当然許可されないケースが多いです。そのため無難に―。
- 生活費
- 教育費
などと回答しましょう。ちなみに、絶対NGなものの一つに「他社の借り入れの返済」があります。ギャンブルなどと違って真面目な理由のようですが、これは一番の「破産者予備軍」と判断されるので、融資枠を増やすことはまず無理です。
(むしろ軽く社内ブラックに入って、減額されるかも知れません)
一般生活の感覚でもわかると思いますが、「借金を借金で返済するようになったら極めて危険」なのです。あとは雪だるま式に借金が増えていくだけです。
ということで、このような理由は絶対に答えないようにしましょう。
以上、キャッシングの融資枠を増やす方法・やり方をまとめました。借入可能金額を増やしたいと考えている人は、参考にしていただけたら幸いです。