マルイのエポスカードは、キャッシングにもショッピングにも利用できます。ここでは、エポスカードのメリット・デメリット・審査などについてまとめます。
目次
- 1.エポスカードのメリット
- └ 1-1.マルイの買い物で10%オフになる
- └ 1-2.魚民・白木屋などでポイントが5倍に
- └ 1-3.「30日間無利息」で利用できる
- 2.エポスカードの審査について
- └ 2-1.「クレカ版」は普通の難易度
- └ 2-2.「ハウスカード」は審査に申し込みやすい
- └ 2-3.低スコアの人には「ハウスカード」がおすすめ
- 3.エポスカードのスペック
- └ 3-1.金利…ショッピング15%、キャッシング18%
- └ 3-2.限度額…キャッシング99万円、買い物は人による
- └ 3-3.利用方法…ATM・ネット・電話で利用可能
- 4.エポスカードのデメリット
- └ 4-1.マルイや提携店以外でのメリットが少ない
- └ 4-2.アメックスのようなステータスがない
- 5.まとめ&参考サイト一覧
- └ 5-1.まとめ「エポスカードはどんな人におすすめ?」
- └ 5-2.参考サイト一覧
1.エポスカードのメリット
- 1-1.マルイの買い物で10%オフになる
- 1-2.魚民・白木屋などでポイントが5倍に
- 1-3.「30日間無利息」で利用できる
1-1.マルイの買い物で10%オフになる
エポスカードは、マルイグループの子会社(株式会社エポスカード)が発行しています。つまり「マルイのカード」なので、マルイでの割引が多いんですね。
- 最初の1ヶ月間…10%オフ
- 年間4回…「マルコとマルオの7日間」で、10%オフ
…という風です。このため特にマルイでよく買い物する人に、おすすめといえます。
1-2.魚民・白木屋などでポイントが5倍に
また、提携している飲食チェーンでも、エポスカードによって特典を受けられます。白木屋・魚民などの「モンテローザグループ」や、シダックスなどです。
「エポスカードのポイントが5倍になる」というもので、あくまで「エポスカードを使って買い物する」ということが前提ですが、これも「マルイでエポスカードを使い倒す」人にとっては、大きなメリットといえます。
つまり、マルイでの割引にしても、提携店での特典にしても「マルイをよく使う人向け」ということですね。
1-3.「30日間無利息」で利用できる
エポスカードは、最大30日間無利息(無金利)で使うことができます。キャッシング枠限定で、ショッピング枠には使えませんが、それでもクレジットカードのキャッシングには珍しいシステムだと言えるでしょう。
「30日間無利息」というのは、消費者金融ではプロミス・アコム、銀行カードローンでは楽天銀行・ジャパンネット銀行などが提供しているサービスですが、クレカではめったに見られないのです。
この点も、エポスカードの他のクレジットカードにはないメリットだといえます。
2.エポスカードの審査について
- 2-1.「クレカ版」は普通の難易度
- 2-2.「ハウスカード」は審査に申し込みやすい
- 2-3.低スコアの人には「ハウスカード」がおすすめ
2-1.「クレカ版」は普通の難易度
エポスカードは、実は「2通り」あります。
- 通常のクレジットカード
- マルイのみで使える「ハウスカード」
この2種類です。このうち「通常のクレジットカード」の方は、一般的なクレジットカードの審査の難易度と、ほぼ変わりません。つまり審査が緩くもないし、厳しくもない…ということです。
2-2.「ハウスカード」は、審査に申し込みやすい
もう一つの「ハウスカード」の方。これは非常に審査に申し込みやすくなっています。理由は簡単で―。
- マルイの買い物でしか使えない
- 破産のリスクが限りなく低い
- しかも、マルイの売上に貢献してくれる
ということで、マルイにとっては「まったくデメリットのない」方式なのです。万が一返済不能になったとしても、返済不能になるくらいマルイでガンガン買い物してくれたなら、その時点で十分利益が出ているということですね。
というように「マルイにとって、ハウスカードは全然リスクがない」ので、非常に審査に申し込みやすいのです。「ブラックリストの人でも発行できる」かはわかりませんが、それに近い「かなりクレジットスコアが低い人」でも審査に通るのは確かです。
2-3.低スコアの人には「ハウスカード」がおすすめ
上にも書いた通り、ハウスカードの方のエポスカードは、クレジットスコアが低い人でも発行できます。そして、ハウスカードでも「クレカはクレカ」ですから、クレジットスコアは改善されていきます。
つまり、クレジットスコアが低い人が「スコアを高める修行用」に使える、ということですね。こういう使い方を「クレヒス修行」というのですが、ハウスカードはそれに持って来いなのです。
(エポスカード以外でも、コスモ石油のハウスカードなどもあります)
審査結果によって、自動的にハウスカードになる
ハウスカードの方の申し込みについてですが、これは特に「ハウスカードの方に申し込む」必要はありません。
- 普通にエポスカードの審査を受ける
- 審査の結果「普通のクレジットカードではダメ」となる
- 自動的に「ハウスカード」の方になる
という流れです。低スコアの人でも、運が良ければ「普通のクレジットカード」の方の審査に通る可能性があるので、まずはそちらで申し込んでください。
(ちなみに、当然ですが、あまりに低スコアな人はハウスカードの方でも審査落ちします。それは事前に理解しておいてください)
3.エポスカードのスペック
3-1.金利…ショッピング15%、キャッシング18%
エポスカードの金利は、機能ごとに
- ショッピング枠…年率15%
- キャッシング枠…年率18%
となっています。これは新生アプラスカードなど、一般のクレジットカードすべて共通の金利なので、特に高くも低くもありません。
利用金額がかなり大きくなった場合、ショッピング枠の場合は金利が下がる可能性もあります。キャッシング枠の方は、金利が下がることは基本的にありません。
(キャッシングの法定金利が変わるのは「100万円から」ですが、エポスカードのキャッシングは「最大99万円」なので)
3-2.限度額…キャッシング99万円、ショッピングは人による
限度額(融資枠)については、キャッシングの方は決まっています。
- 初回…最大50万円
- それ以降…最大99万円(利用実績によって随時増額)
ということです。つまり「トータルで言えば、最大99万円」ということですね。
で、ショッピング枠の限度額については「人によって違う」という特徴があります。もちろん、どんなクレジットカードでも「人による」のですが、エポスカードの場合まったく基準が決まっていないというのが特徴的です。
これはもちろん「利用実績のいい人だったら、かなり大きな融資枠がもらえる」ということで、便利なことでもあります。ちなみに、実際に利用している人の限度額を調査すると「10万円~80万円」という人が多いようです。
(ショッピング枠で10万円というのはかなり小さいですが、逆に言えば「属性が低い人でも、そうやってカード発行のチャンスをもらえる」ということですね)
3-3.利用方法…ATM・ネット・電話で利用可能
エポスカードの借入・返済は―。
- ATM
- ネットバンキング
- 電話
の3つの方法で利用できます。ATMでの借入・返済は「エポスATM」の場合、手数料無料です。それ以外のコンビニ・銀行のATMの場合は、100円~200円(税別)の手数料がかかります。
ネットバンキング・電話を使う場合、実際の借入・返済は「銀行口座を通して」行います。ネットバンキングだったら、そのまま画面上で返済の振り込みをしたり、借り入れた金額が入金されたことを、確認したりできます。
電話の場合は、借り入れの場合は入金を待つだけで、返済の場合は自分で銀行ATM(かコンビニの提携ATM)に安心を運び、それから振り込むことになります。
4.エポスカードのデメリット
- 4-1.マルイや提携店以外でのメリットが少ない
- 4-2.アメックスのようなステータスがない
4-1.マルイや提携店以外でのメリットが少ない
エポスカードは、特にポイントやマイルがたくさん貯まる(還元率が高い)ということはありません。マルイや提携店での還元率は抜群ですが、その分他の場所でショッピングや公共料金の支払いをしても、対してポイントはたまらない…ということです。
こういう出費のすべてをマイルやポイントにつなげるだけで、毎年2回は海外旅行に無料で行ける…というような高還元のクレジットカードもあります。「マルイや提携店以外での買い物の方が多い」という人の場合、他の「高還元のクレジットカード」を利用した方がいいでしょう(審査に通ればですが)。
4-2.アメックスのようなステータスがない
クレジットカードには、下のようなメリットがあります。
- 高還元などの「金銭的」なメリット
- 現金がいらない、ネット決済が簡単などの「利便性」
- このカードを持っているという「ステータス」
これが、クレジットカードの3つのメリットです。そして、最後の「ステータス」については、残念ながらエポスカードは弱いんですね。
これについては、人によっては「全然デメリットでない」かも知れません。実際、お金持ちでアメックスのプラチナカードのインビテーション(招待状)が来た人でも、無視しているという人はたくさんいます。
- すでに十分周囲から評価されているので、見栄を張る必要がない
- そもそも、評価される前から人目を気にしない人だったから、成功した
- 単純に、ステータスが高いカードはコスパが悪い(金銭面を気にして、持たない)
…ということです。最後の項目は「それってお金持ちじゃなくね?」と思うかも知れませんが、「お金持ちは、どうでもいい出費に関してはドケチ」というのが、お金の世界の常識です。
ということで「ステータス」については、人によっては「まったくデメリットではない」でしょう。あくまで「かっこいいクレジットカード」を持ちたい人にとっては、エポスカードでは少々足りない…ということです。
5.まとめ&参考サイト一覧
- 5-1.まとめ「エポスカードは、どんな人におすすめ?」
- 5-2.参考サイト一覧
5-1.まとめ「エポスカードは、どんな人におすすめ?」
以上、エポスカードがどんな人におすすめかをまとめると―。
- マルイ・提携店でよく買い物する人
- 「クレヒス修行」をしたい人
- 審査に申し込みやすいクレジットカードがいい人
となります。逆におすすめでない人は―。
- 属性が良く「高還元のクレカでも審査に通る」人
- マルイや提携店を、あまり使わない人
- ステータスが高いカードが欲しい人
…となります。新しいクレジットカードを持とうとしている人の、参考になれば幸いです。
5-2.参考サイト一覧
- エポスカード・公式サイト
- https://www.eposcard.co.jp/index.html
- キャッシングアカデミー「エポスカードのキャッシング枠増額よりお得なキャッシング方法
- http://cashingacademy.com/p0040/
- キャッシングの限度額について「新規申込時は50万円、最大で99万円」ということを参考
- お金の学校「エポスカードの限度額増枠で成功する為の留意点」
- http://money-academy.jp/cashing/s248/
- エポスカードのショッピング枠の限度額が、人によってバラバラである…という点を参考
- マネポタ「エポスカードでキャッシングできる?」
- https://www.manepota.com/kariru/epos-card.html
- 割引、ポイント5倍などの特典のまとめを参考