横浜銀行カードローンのデメリットは―。
- 在住・在勤エリアに制限がある
- 学生が借入不可
という2点です。それぞれカンタンに書くと―。
- 在住・在勤エリア…神奈川県・東京都・群馬県
- 学生…ハッキリ融資不可と明記されている
という風になっています。学生の方の「明記」というのは、一般に「学生借入不可」と言われている銀行カードローンであっても、公式サイトにそう明記されていない…ということは多いからです。つまり―。
- 「安定収入があること」という一文を
- 「学生では、安定収入を稼ぐことは無理なので」という理由で
- それぞれのキャッシングの情報サイトで「学生融資不可」としている
というケースですね。これは、特定の消費者金融・銀行カードローンに誘導するために、他の銀行カードローンの申込条件をわざと厳しく書くというような意図もあるでしょう。
なので「学生借入不可」と世間で言われていても「本当に不可」とは限らないわけですが、横浜銀行カードローンは「本当に不可」です。公式サイトにそう書かれている…ということですね。
在住・在勤エリアに制限がある
横浜銀行カードローンは、神奈川県・東京都・群馬県に在住・在勤している人でなければ借入不可です。横浜銀行カードローンだけでなく、横浜銀行の提供するサービス全般が、基本的にこのエリアの人でないと利用できない…ということですね。
で、これは地方銀行だったら、ほとんどがそうです。しずぎんカードローン・セレカは例外的に、静岡銀行の営業エリアでなくてもOKですが、これは「インターネット支店」という口座を開設するからです。
というわけで、すべての地方銀行のカードローンが、在住・在勤エリアに制限がある…というわけではありませんが、大体はあるわけですね。そして、横浜銀行カードローンも同様に制限がある…ということです。
群馬県は、3つの都市のみ
上で「神奈川県・東京都・群馬県」と書きましたが、群馬県は全域ではなく―。
- 桐生市
- 前橋市
- 高崎市
の3つの都市のどれか…となっています。神奈川県・東京都については全域です。
横浜銀行は当然本拠地が神奈川県ですが、この位置関係からすると群馬県よりも、埼玉県・千葉県の人が利用できるのが普通と思う人が多いでしょう。しかし、千葉県、埼玉県は利用できないので注意してください。(これは千葉県には千葉銀行があり、埼玉県には埼玉りそな銀行などがある…ということです)
*群馬県にも群馬銀行はありますが、横浜銀行とハッキリ競争する関係ではない…ということでしょう。
というように、横浜銀行カードローンでは利用可能な在住・在勤エリアが決まっている…という点がデメリットです。もちろん、そうでない方は他の銀行カードローンで借りたり、あるいは自分の地域の地方銀行を利用すればいいというだけで、特に悪いことはないのですが…。
横浜銀行カードローンは、学生融資不可
横浜銀行カードローンのデメリットとしては、これが特に大きいものかも知れません。学生キャッシングにまったく対応していない…ということですね。
よく「学生融資不可」と言われる銀行カードローンの一つに「三井住友銀行カードローン」がありますが、三井住友銀行は明確に「学生不可」と書いているわけではありません。三井住友銀行は―。
- 「安定収入がある人」と書いているだけで
- それを各種のキャッシングの情報サイトが
- 「学生で安定収入は無理なので」という理由で
- 「学生融資不可」という表現にしている
ということです。しかし、横浜銀行カードローンはそうではなく「まったく学生借入不可」なので、この点がデメリットと言えばデメリットでしょう。
学生は、他で借りればいいので、特に問題なし
そもそも、それぞれの銀行カードローンのデメリットを書いていていつも思うのですが借りられなければ、他で借りればいいのでは?というのが、私の本音です。もちろん、「どうしても横浜銀行で借りたい」という理由がある学生さんだったら、それはデメリットでしょうが…。そもそもそんな学生さんがいるのか?という話で。
そもそも、横浜銀行カードローンに限らず、どこかの消費者金融・銀行カードローンにこだわらなければいけない理由というのが、あまりないわけですね。横浜銀行にこだわる理由があるとしたら―。
- 特に神奈川県で自分の事業をしていて
- 横浜銀行の融資を受けている、あるいは受けたいので
- その関係を深めるために、借りたい
というような理由でしょう。つまり、「結構特殊」な例なのです。普通に消費者として利用する分には、どこか特定の消費者金融・銀行カードローンと関係を深める必要などないので「ぶっちゃけ、どこでもいい」んですね。
横浜銀行で目的別ローンを組んでいる人
もう一つ、横浜銀行カードローンにこだわる理由があるとしたら、すでに横浜銀行で目的別ローンを組んでいるということです。たとえば―。
- 住宅ローン
- 教育ローン
- リフォームローン
- ブライダルローン
- トラベルローン
といったものですね。これらの目的別ローンを横浜銀行カードローンで組んでいる場合―。
- すでに住所などの基本的な情報の審査が済んでいる
- だから、審査の所要時間が短くなる可能性がある
- また、返済の遅延・延滞をしていなければ
- それでクレジットスコアが高まっているので、有利になる
ということです。つまり―。
- 審査に申し込みやすくなるし
- 審査の所要時間も短くなる(かも)
ということですね。目的別ローンの審査からかなりの時間が経っていたら、別に審査の所要時間が短くはならないでしょうが、割と短期間であったら、審査時間についても多少変わると思います。
(もっとも、あまり短期間で申し込みすると、今度は「大丈夫かな、この人」という疑いを持たれてしまうこともありえますが…)
学生がキャッシングするなら、どの銀行カードローンがいいのか?
学生は消費者金融で借りるのが一番いいのですが、どうしても銀行カードローンで借りたいなら、楽天銀行スーパーローン(カードローン)がいいでしょう。理由は―。
- 親権者の同意書の提出が必要ない
- 若年層の審査に、割と積極的
という2点になります。親権者の同意書というのは、要するに親の許可書のようなものですが、これが必要ということは、必ず親バレする…ということです。なので、学生が親に内緒でキャッシングしたいという場合は、こういう「親権者の同意書なしでOK」という条件の銀行カードローンを選ぶ必要があるわけですね。
…というわけで、この親権者の同意書が必要ない楽天銀行スーパーローン(カードローン)が、まずおすすめ…ということですね。そしてもう一つの理由についても書きましょう。
新興の銀行なので、若年層の審査に積極的
知っての通り、楽天銀行は新興の銀行です。まだ設立されてから10年未満という、かなり若い銀行です。ということで、一定の年齢以上の方は、「存在自体知らない」ということも、残念ながらあるわけですね。
ネットを使っている方だったら、高齢者の方でも知っているのですが、ネットを使わない高齢者の方々だと、楽天銀行の存在を知る機会はないのです。
私はネットの仕事をしていて31才ですが、初めて楽天銀行の存在を知ったのは5年前です。それもネットの仕事を始めた時に「楽天銀行の口座が必要」となって、初めて知りました。
というように、三井住友銀行などの都市銀行と比較すると、楽天銀行の知名度はどうしても劣るんですね。そして、高齢者の方々については、今後も知らないままのことが多いでしょう。
(ネット専業銀行である以上、実店舗やATMがなく、高齢者の方々の目に留まる機会がないので)
となると、自然と楽天銀行は若年層にアピールしていく必要がある…というわけです。で、そう考えると、楽天銀行スーパーローン(カードローン)の審査でも「若年層に対しては、割と積極的に審査する」ということが考えられるわけですね。審査が甘くなるわけではないですが、たとえば「審査落ちするかしないか、完全にギリギリの状態」というボーダーラインになったら「少額で融資してみるか」という結論になる可能性はあるでしょう。
(もちろん、そういうボーダーラインに行くまでは、普通に審査されるでしょうが)
という理由からも、学生が特に「ボーダーラインの時に落とされにくい」と推測できるのは、楽天銀行スーパーローン(カードローン)なんですね。決して申し込みやすいとか審査に申し込みやすいということではなのですが、もし自分はボーダーライン、という自覚がある方であれば、学生さんは楽天銀行スーパーローン(カードローン)で申し込む…というのがいいかも知れません。
…と、途中から楽天銀行スーパーローン(カードローン)の紹介のようになりましたが、「学生キャッシングが不可能」という横浜銀行カードローンのデメリットを埋めるなら、こういう銀行カードローンがいいだろう…ということです。
横浜銀行カードローンのデメリット・まとめ
以上、横浜銀行カードローンのデメリットについて書いてきました。最後に整理すると―。
- 学生キャッシングができない
- 在住・在勤エリアに制限がある
という2点になります。どちらにしても―。
- 学生は他のカードローンで借りればいい
- 対象エリアでない人は、他の銀行カードローンで借りればいい
というだけで、デメリットというほどのことでもないのですが…。最近、デメリットと派なんだろうということを、つくづく思うようになりました。(要は、避ければいいだけじゃん、という発想ですね。)