横浜銀行カードローンのメリットは、無収入の専業主婦が申し込みやすいということ。これが最大で、その他のメリットは、下のようになります。
- 横浜銀行の口座なしでも、スピード口座開設すれば
- 最短でスピードキャッシング可能
- 最高借入限度額が1000万円と
- みずほ銀行・ジャパンネット銀行と並んで最高
- 下限金利が1.9%で
- 大手の銀行カードローンの中で唯一の1%台
こういう風になっています。キーワードだけ書くと下のようになります。
- 口座なし
- 1000万円
- 1%台
以下、詳しくまとめていきます。
最高借入限度額が1000万円で、高額借り入れ可能
これは多くの人にとっては関係ないメリットなのですが、横浜銀行カードローンの最高借入限度額は「1000万円」となっています。最大で1000万円まで与信枠が広がる…ということですね。これについてポイントをまとめると―。
- ほとんどの銀行カードローンは「800万円」までである
- つまり、800万円以上借りたい場合は
- 横浜銀行カードローンのような銀行カードローンしかない
ということ。で、横浜銀行カードローン以外にはどこが1000万円まで融資可能かというと―。
- みずほ銀行カードローン
- ジャパンネット銀行カードローン
となっています。横浜銀行・みずほ銀行・ジャパンネット銀行…、この3つの銀行カードローンが「1000万円まで最大で借入可能」という条件になっているわけですね。
普通の人は、300万円でも借りられない
ただ、これがいかに普通の人に関係ないかは、「300万円借りるのでも、普通の人は難しい」という現実を見るとわかるでしょう。先に書いた「総量規制」の計算に当てはめれば―。
- 借入金額の3倍の年収が必要なので
- 300万円借り入れをするには、年収900万円が必要
- 日本人の平均年収は大体400万円程度なので
- その2倍以上の年収が必要
となります。そして―。
- 銀行カードローンは総量規制の対象外なので
- 「年収の3分の1以上借りられる」という指摘もあるが
- それは「理論上」の話であって
- 実際には5分の1でも難しい
仮に借入金額の5倍の年収が必要だとすると、300万円借りるだけでも、年収1500万円が必要。そして、1000万円借りるには「年収5000万円」が必要…ということになるのです。気が遠くなりますね(笑)。
ということで、横浜銀行カードローンの最高融資枠1000万円というのは確かにメリットですし、他の銀行カードローンにはない長所でもあるのですが、これは「ほとんどの人にとっては関係ない」…と思ってください。
そもそも、誰が1000万円借りるのか
これは、あくまで一例ですが、下のようなケースです。
- 会社経営者が「個人的に」信用を示さなければいけない場面が生じた
- 「事業用」でお金を回している時間はない
- だから、今すぐ「個人の現金」で、資金調達をしないといけない
- しかし、1000万円の貯金はない
- だから、借りる
というような場面です。そのレベルの社長で、1000万円の貯金がないのか?と思われるかも知れませんが、よくある話です。理由は―。
- 貯金ではなく、株券や不動産などの「資産」として持っていることが多い
- これらはすぐに現金化できない
- また、資産でも貯金でも、「貯める」という発想をいっさいしない人もいる
- ↑(たとえばホリエモンは、貯金がまったくない。全部再投資している)
ということです。でこういう人がたとえば、仕事仲間を助けるために「今すぐ1000万円用意しなければいけない」というようなケースになったら、銀行カードローンで借り入れをする…という風になるわけですね。
少々スケールの大きいケースとしては、ミュージシャンの小室哲哉氏が保釈される時、エイベックスの松浦勝人会長が、六億円ほどの保釈金を支払った…というケースがあります。これについて、松浦氏はインタビューで、「6億って言っても、右から左に動かせる金額じゃないですからね」と言っていましたが、これがそういうことです。つまり「現金で保有していない」という意味です。現金だったら、右から左に動かせますからね。
なので、しっかり稼いでいる法人経営者の方々でも、意外と「1000万円レベルの借金が必要」ということはあるのです。すぐに完済できますけどね、こういう方々は。ということで、ごく例外ではありますが、こうした方々もいるので、横浜銀行カードローンで最大1000万円借りられるというのは、限られた方々にとってはメリットである…ということです。
(ほとんどの人にとっては無関係ですが)
横浜銀行の口座がなくても、スピード開設できる
また、横浜銀行カードローンのメリットとして、横浜銀行の口座がなくてもスピード借入できる…という点があります。正確には、口座は必要なのですが、スピード開設できるので、申し込みの時点で、横浜銀行の口座を持っていなくてもOKということなんですね。
ただ、スピード口座開設してからキャッシング申込をする…というのは、かなり「時間的にギリギリ」というのはわかるでしょう。なので、あまりおすすめできることではありません。また、やるにしても「朝一」で、横浜銀行の支店に行くようにしましょう。大体10時までには行くようにしないと少々厳しい…と思って下さい。
- 口座開設の時間…最速30分、長ければ1時間
- 審査の時間…最速2時間、長ければ4時間
という風に推測(あくまで推測です)すると、スピード口座開設してから申し込むという場合、5時間くらいはかかります。ということは、朝9時くに申し込みして、14時にギリギリで審査完了。その後、振込手続きなどをして、銀行が閉まる15時までに間に合う…という感じですね。もちろん、この5時間というのはあくまで目安であって、もっとかかることもあるでしょう。
そう考えると、横浜銀行カードローンは一応「口座なしでも、スピード開設して借りられる」という風になっているのですが、現実には、このやり方だとかなり厳しい…ということは意識して下さい。
スピード口座開設して借りる時の注意点
これは横浜銀行カードローンだけではなく、みずほ銀行カードローンでも同様なのですが、下の注意点があります。
- スピード口座開設はできるし
- 横浜銀行カードローンからその口座に振り込みもできる
- (つまり、振り込みによって借り入れできる)
- なので「できたての口座」にお金は入るが
- それを「ATMで引き出す」ための「キャッシュカード」がない
ということです。「何で?」と思う人もいるでしょう。箇条書きしていくと―。
- そもそもキャッシュカードはスピード発行はされない
- 口座自体はスピード開設できるが
- キャッシュカードは1週間後程度に
- その人の住所に郵送される
…という風になっているのです。これは、「本当にその住所に、その人が住んでいるという確認」です。住所確認と呼ばれるものですね。
公式にはそう言われていないかも知れませんが、要はそういう目的です。キャッシュカードの発行自体は、今の時代、コンピューターで10分もあればできるはずですからね。実際、消費者金融・銀行カードローンのローンカードは、自動契約機やローン契約機で、その場で発行できるわけですからね。
ということで、キャッシュカードは横浜銀行でもすぐ発行できないのですが、これによって「横浜銀行に振り込んでもらったお金を、ATMから引き出す」ということができない。で、どうすればいいのか。
窓口で直接引き出す
ほとんど「最終手段」に近いのですが、横浜銀行の窓口で、直接引き出します。つまり、「1万円引き出したいです」ということを用紙に記入して、順番待ちをして、それを提出する…。そして1万円もらう…ということです。
「何、そのめんどいの」と思われるかも知れませんが、まったくその通りです。ATMがない世界というのは、これだけ面倒なんですね。昔の人は、みんなこれをやっていたのです。たかだか千円を引き出すだけでも、こうやって並ばないといけないんですね。
「ATMのない世界」というか、正確にはATMはあるのですが、「キャッシュカードがなくて、ATMを使えない世界」ですね。キャッシュカードがなくなると不便を感じる人がいるでしょうが、実は通帳を使ってこうやって窓口で引き出す方法もあるわけです。(あまりやりたくないですが)
(ちなみに、ゆうちょ銀行は通帳だけでもATMで引き出しできますね。今はどうかわかりませんが、私はずっとそれでやっていました)
横浜銀行でスピード開設して借りる時は、この時間も計算する
というわけで、横浜銀行カードローンでスピード口座開設してからスピードキャッシングする…という場合は、この「窓口で引き出す」という時間も計算して、審査申込みする必要があるということですね。なので、本当に朝一でないと間に合わない…と思ってください。(書いているうちに、朝一でも少々厳しいのでは…と自分で思うようになりましたが…)
そもそも、そこまでして横浜銀行カードローンにこだわる必要は、ないわけですね。ここまで書いた内容は「どうしても横浜銀行カードローンで借りたい」というこだわりがある人の場合であって、普通の人はここまでこだわる必要はないので、横浜銀行の口座がないなら、他の銀行カードローンで借りればいいというだけの話なのです。
下限金利が大手の銀行カードローンの中で一番安い
さらに横浜銀行カードローンのメリットを追加すると、下限金利の「1.9%」が、大手の銀行カードローンの中で一番安いという点も指摘できます。下限金利を安い順に一覧にすると―。
横浜銀行カードローン | 1.9%(実質年率) |
---|---|
じぶん銀行カードローン「じぶんローン」 | 2.4%(実質年率) |
ソニー銀行カードローン | 2.5%(実質年率) |
ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」 | 2.5%(実質年率) |
オリックス銀行カードローン | 1.7%(実質年率) |
みずほ銀行カードローン | 3.5%(実質年率) |
という風になっています。これ以降は省略しますが、見ての通り、横浜銀行カードローンが唯一の1%台というのがわかるでしょう。
最高借入枠1000万円の銀行カードローンだけで比較すると?
下限金利というのは、最高借入枠が同じ金融機関だけで比較しないと意味がありません。「借りれば借りるほど、低金利になる」というのがキャッシングの基本ルールだからです。なので、最高融資枠が大きいほど「たくさん借りる」ことができるわけだから、当然下限金利も安くなりやすい…ということなんですね。
なので、最高限度額が1000万円の銀行カードローンだけで、改めて一覧にすると―。
横浜銀行カードローン | 1.9%(実質年率) |
---|---|
ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」 | 2.5%(実質年率) |
みずほ銀行カードローン | 3.5%(実質年率) |
となります。見事に上中下・松竹梅に金利が別れました(笑)。1000万円で必ずこの金利になるとは限りませんが―。
- これ以下の金利にはならない
- そして、これらのもっとも安い金利になる可能性があるとしたら
- 1000万円まで借りた時である
ということ。なので、どれも「1000万円まで借りた時」の金利と考えて、大体OKでしょう。そう考えると、、同じキャッシング金額でも、それぞれの金利がまったく違うということがわかります。なので、この「最高借入限度額1000万円」クラスの銀行カードローンで比較すると、横浜銀行カードローンの下限金利の安さは圧倒的…というわけですね。
800万円以上を借りるなら、横浜銀行カードローンが一番おすすめ
というように、もし800万円以上の高額キャッシングをするのであれば、横浜銀行カードローンが一番おすすめです。理由は―。
- 800万円以上借入可能なのは
- 横浜銀行・みずほ銀行・ジャパンネット銀行の3つだけである(大手では)
- その中で、低金利なのは圧倒的に横浜銀行である
- だから横浜銀行がベスト(少なくとも金利面では)
ということですね。ちなみに、1000万円借りたとして、上の金利差だと実際の利子総額の差がどのくらいになるのか、それをシミュレーションしてみましょう。まず、金利差が小さい横浜銀行カードローンとジャパンネット銀行カードローンで比較します。
- 両者の金利差は「0.6%」である
- つまり、年間で1000万円の0.6%の利息差が生じる
- 1000万円の1%は10万円である
- なので、0.6%は6万円である
- 1000万円を1年間借りると
- 「6万円」の利息差が生じる
ということ。高いのか低いのか、少々微妙ですね。ちなみに、「年間で6万円」ということは、単純計算で「月5000円」の利息差です。「1000万円」借りて、月5000円の利息差…ということですね。
こう書くと「大した違いじゃなくない?」と思う人も多いでしょう。実際、私も大した違いでないと思います。1000万円単位のお金を動かす人であれば、このくらいの違いは誤差の範囲内でしょう。
そう考えると、金利・利息面では横浜銀行カードローンが一番おすすめですが、「借りやすさ」なども考慮すると、すでに利用している銀行のカードローンで借りる…というのが一番かも知れません。
横浜銀行・みずほ銀行の利息差は?
続いて、横浜銀行・みずほ銀行でも同様に利息差のシミュレーションをしてみましょう。
- 両者の金利差は1.6%である
- つまり、1000万円の1年で「16万円」の利息差
- 月間で換算すると、大体1万3500円
となります。これだったら「結構大きい利息差」となるかも知れません。私も、これだったら大きいなと思います。
ということで、利息面・金利面に注目するのであれば、800万円以上の借り入れであれば、みずほ銀行より横浜銀行の方がいいということが言えるでしょう。
逆に、ジャパンネット銀行カードローンとの比較だったら「どっちでもいい」ということです(たとえ利息を意識するとしても)。
横浜銀行カードローンのメリット・まとめ
以上、横浜銀行カードローンのメリットについて、詳しく書いてきました。最後に要点を整理すると、下の通りです。
- 最高限度額1000万円まで借りられる
- 800万円以上の高額借入をする、一部の人におすすめ
- 下限金利が大手の銀行カードローンの中で一番安い
- 800万円以上借りるとき、一番低金利で借りられる
- ジャパンネット銀行との差はされほどないが
- みずほ銀行との差は大きい
横浜銀行カードローンは神奈川県・東京都・群馬県に在住・在勤…というエリア制限もありますが、これをクリアしている人は、ぜひ参考にしてみてください。