カードローンのルール

キャッシングでも暗証番号の管理を徹底する ~業者・警察を装った詐欺の手口など~

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これはキャッシングに限った話ではありませんが、暗証番号の管理は徹底する必要があります。キャッシングの暗証番号にかかわるトラブルでは、例えば下のようなものがあります。

  • 友達や家族が、自宅からカードを盗み、それで借り入れした
  • 詐欺業者が、警察の調査やキャンペーンを装って、暗証番号を聞き出した

というものです。それぞれどういうケースか解説しましょう。

友達や家族がカードを盗むことは、まれにある

めったにないケースですが、家族や友達があなたのカードを盗み、それで暗証番号を推測して的中させ、そのまま使うということはよくあります。

赤の他人だったら暗証番号の推測は難しいですが、友達や家族の場合は推測しやすいのです。

特に、こういう親しい関係だと下の方法で聞き出すことができます。

  • セキュリティの話題をして、「お前、どんな風にしてる?」と聞き出す
  • もっと軽いものの暗証番号を、用事に合わせて聞き出して、それと同じ番号を入力する

という方法です。これもそれぞれ解説して行きましょう。

セキュリティの話題から、暗証番号を聞き出す

たとえば下のような方法で聞き出すパターンが多いです。

  • 自宅呑みなど、相手が警戒を解いている時に聞き出す
  • 「なんか最近、暗証番号のトラブル多いらしいぜ~」などと切り出す
  • 「俺、子供の誕生日にしてるから、結構ばれるかもな」というように
  • 先に自分の暗証番号を漏らす(もちろん嘘)ことが多い

こうやって先に自己開示をすると、心理学的に相手も自然と自己開示することが多いと言われています。もちろん、普段の警戒がゆるんでいない時なら、こんな簡単な手には引っかからないでしょう。

しかし―。

  • お酒を飲んでいる
  • 長年の友達である
  • 先に相手が公開している

という状況だと、ついついうっかり話してしまう(少なくともヒントくらいは)ということが多いんですね。

ということで、友達・家族の場合カードの持ち主から暗証番号を聞き出す、というのがかなり容易なのです。

まさか自分の家族・友達に限って…という人に限って引っかかることが多いので、最低限の境界線は引いておくようにしましょう。

(あとで恨んで、人間関係を壊さないで済むようにするため、ということです。一定の警戒は、関係を保つために必要なことでもあるのです)

詐欺業者が、警察やキャンペーンを装う

もっと犯罪的なものとしては、悪質な詐欺業者が―。

  • 警察の調査
  • カードローン会社のキャンペーン

などを装って暗証番号を聞き出す…ということもよくあります。たとえば警察のふりをする場合、下のようなやり方ですね。

  • あなたのアカウントから、不正な借り入れを試みる人間がいました
  • 幸い、カード会社のセキュリティによってブロックされています
  • ただ、その犯人が会員ページの中でどんな操作をしたか、確認させていただきたいです
  • それによって、彼らの手口がわかり、逮捕につながるからです

…と、これはあくまで例えですが、これをリアルな口調で言われたり、あるいは判断能力が低下する深夜や早朝だったりしたら引っかかってしまう人もいるでしょう。

もちろん、100人に1人くらいかも知れませんが、それでも彼らとしては十分な利益が出るんですね。そうやって暗証番号さえ教えてもらえば、あとは会員ページにログインして、口座情報を変更して、そこに振込手続きをするだけです。

口座情報の変更は、大手のセキュリティは安全

この「振り込み先口座の変更」については、最近の大手のカードローン会社やブランドの場合、しっかりセキュリティがかかっています。つまり、口座番号の変更も、たとえばメールアドレスでの認証が必要…という形です。

このセキュリティについては、やっている業者・ブランドと、やっていないところがあるので、絶対安全というわけではありません。何にしても、「どんな人間が、どんな理由で聞いてきても、暗証番号は教えない」というのが鉄則です。

「キャンペーンに当選した」という詐欺も多い

特にクレジットカードで多いのですが、業者を装って「キャンペーンに当選しました!」というものもあります。手口をざっと紹介すると―。

  • キャンペーンに当選したので、お電話差し上げました
  • ご本人かどうかの確認として、氏名・生年月日をお願いいたします
  • 次に、最初に設定された暗証番号をお願いいたします

というようなやり方です。人間心理として、一度何かをOKすると、その次につられてOKしてしまう、というものがあります。

もちろん、これも「絶対全員引っかかる」というわけではないのですが「何%の確率で引っかかる」というのは、心理学的に統計があるんですね。(連続でOKしてしまう確率、というものです)

ということで、彼らとしては、ある程度失敗するのを織り込み済みで、こういう詐欺を働いているのです。特に若い女性の可愛らしい声で「暗証番号をお願いいたします」と言われると、男性は「何で必要なんですか?」とは言い難いものです。

(この辺、中年女性なら簡単にはねつけられるんですけどね)

というように、暗証番号に関するキャッシング・クレジットカードの詐欺は、ありとあらゆる手段・方法を使って仕掛けてきます。くれぐれも「何か普段と違うな」というアクションが外部から仕掛けられたら、「おかしい」と思うようにしてください。

(余談ですが、私はアフリカで生活するようになってから、こういう「疑う力」が劇的に成長しました。いいことか悪いことかわかりませんが…)

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