人間関係を壊さずにお金を借りる方法。まとめると下の通りです。
- 家族から借りるなら、親。兄弟はぎくしゃくしやすい
- 友人からは借りない方がいい
- キャッシングやカードローンなどで借りるのが一番
という風です。
離れて暮らす兄弟からは、借りない方がいい
これはその家庭の関係によるので、あくまで一般論ですが、離れて暮らしている兄弟からは、借りない方がいいです。特にその兄弟姉妹が結婚している場合はなおさらです。
この辺は大人になると大体実感するでしょうが、結婚すると、やはりそれぞれの家庭・夫婦生活が一番重要になるのです。リング・ラードナーという1900年代前半にアメリカで活躍したジャーナリストは、こういう家族に関する名言を残しています。
あなたが育った家庭は、これからあなたが持つ家庭ほど重要ではない
という名言です。つまり「結婚して新しく作る家庭」の方が、「自分が育った家庭より大事」ということ。
だから、兄弟の場合は「あまり借金を頼まない方がいい」んですね。逆に親の場合は、自分の子供こそが「自分の作った家庭」なので、このラードナーの名言に従っても、確かに大事なのです。
実際、親というのは大体の家庭で「無償の愛」に近いものを注いでくれるものです。そうでない家庭もたくさんあるでしょうし、どちらがいいか悪いかはわかりません。(というのは、後者の家庭の方が子供が強くなることもあるからです)
ただ、何にせよ親の場合は借金を頼みに行っても、それで人間関係が壊れるということはめったにありません。「馬鹿者!」と叱られることはあるかも知れませんが、説教をした後はなんだかんだでお金を貸してくれるものです。
ということで、あくまでその家族の人間関係にもよりますが、「兄弟からお金を借りるよりは、親に頼む方がいい」というのは、一つのパターンとして、意識しておいて下さい。
友人・知人からは借りない方がいい
「金の切れ目が縁の切れ目」といいますが、友人・知人からはお金を借りないのが無難です。友達とお金の貸し借りをして、いい思い出があるという人は、あまりいないでしょう。
友達や知り合いからお金を借りると、大抵人間関係が壊れるものです。あちらは平気な縁起をしていても、内心ではあなたへの信用度がかなり下がっているものです(これも一種のクレジットスコアですね)。
借金に関するシェイクスピアの名言で、こういうものがあります。
お金を貸すと、お金も友達もなくしてしまう。お金を借りると、倹約の心が鈍ってしまう。
という名言です。これは「お金を貸す側」から語っていますが、これを見ても友人間の貸し借りが、人間関係の破壊につながるというのがよくわかるでしょう。
中国古典では「君子の交わりは、淡きこと水のごとし」という言葉があります。「立派な人の付き合いは、水のようにあっさりしている」ということです。つまりベトベトしないということですね。
友達が借金を頼んできて「いいじゃん、友達だろ~」と言ってきたとしても、そういう甘えは許さないということです。また、自分も甘えません。
自分が甘えない自信があるから、他人にもそういう甘えは許さないということですね。自分に対して常日頃から「適切に」厳しくできている人は、友達に対しても「適切に」厳しくできるのです。
(あくまで「適切に」ということです。厳しければいいというものではありません)
カードローンやキャッシングで借りるのが一番無難
このように考えると親から借りるという選択肢以外は、やはり「キャッシング・カードローン」から借りるというのが一番です。誰もがそう思っているからこそ、これだけ消費者金融・銀行カードローンが隆盛を極めているのでしょう。
そして、急ぎで少額を借りるという場合は、消費者金融の方がいいです。銀行カードローンは
- 審査時間が長い
- スピード審査の受付日時が少ない・短い
- 審査が厳しい
という3つの理由によって、消費者金融よりスピードキャッシングがしにくくなっています。逆に消費者金融は
- 短時間でスピード審査できる
- スピード審査の受付日時が長い・多い
- 審査に申し込みやすい
という3つの理由が全部銀行カードローンと反対で「スピードキャッシングしやすい」ベクトルになっています。
大体30万円までは消費者金融でも割と簡単にスピード借り入れできるので、ほとんどのお金が必要な用事は、これで解決できるでしょう。そして、短期間で返済するなら消費者金融の利息もそれほどの高額にはならないので、この点も安心して下さい。
日払いのアルバイトなどでお金を捻出する
また、すぐにキャッシングなどの選択肢を考える前に、「日払いのアルバイトなどで稼ぐ」ということも大事です。先のシェイクスピアの名言でもそうですが、一度お金を借りることが癖になると、そのままズルズルと、何か困る度に借金をしてしまうものです。
人間の行動の9割は習慣で決まっているといいますが、お金を借りることも簡単に習慣になってしまうんですね。実際、不要品を売却したりすれば、なんとかなるケースは多いです。
もしそうやって乗りきれるレベルのピンチであれば、できるだけお金を借りずに済ませる…という工夫もしてみましょう。
以上、人間関係を壊さずにお金を借りる方法についてまとめました。これから周囲の人にお金を借りようとしている場合は、参考になれば幸いです。