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10代・未成年の学生がお金を借りられない理由。このポイントをまとめると―。
- 貸金業法・銀行法・割賦販売法では、別に禁止されていない
- しかし、民法に「未成年者の契約取消権」がある(民法4条)
- これで、10代・未成年の借金は「踏み倒す」ことができる
- リスクがあるので、どの貸金業者も融資したくない
ということです。
未成年者の契約取消権とは?
未成年者の契約取消権について、もう少し詳しく書くと下の通りです。
- 親権者の同意なしに
- 未成年が単独で結んだ契約は
- 破棄することができる
というものです。つまり未成年・10代がキャッシングする場合でも「親権者の同意書」がある場合は、踏み倒しはできない、ということですね。
しかし、なぜ禁止するのか?
親権者の同意書があれば無効にはならない―。にしても「債務整理」はかなりしやすくなります。普通の人だったら許されないような大幅な減額でも、20才未満ということで許されてしまう…ということです。
また10代・未成年の若者で、キャッシングの親権者の同意書をもらいたがるという人はいません。当然ですが、同意書をもらうということは、確実に親バレするということだからです。
ということで、「親権者の同意書が必須」という条件にすると、どの道利用者が集まりません。そして、一応システムとして受付体制を整えている以上、コストがかかります。
だったら最初から「受付自体しない」方が、合理的なわけです。いちいち問い合わせに対応する必要もないですしね。つまりまとめると―。
- 契約取り消し権のリスクは、「親権者の同意書」で回避できる
- しかし、親権者の同意書が必要だと、どの道ほとんど申し込みが来ない
- 受付していると、ムダにコストがかかる
- だったら、最初から受け付けない
ということです。こういう理由で、大学生などの学生でも、「20才未満」という年齢層だと、キャッシングができないのです。
働いている20才未満でも借り入れ不可なのか?
20才未満でも、学生ではなく社員として働いている…という人もいるでしょう。そういう社会人の未成年でもキャッシング不可なのか―。
これは、まとめると下の通りです。
- 消費者金融・銀行カードローン…できない
- クレジットカードのキャッシング…10万円程度までできる
- ろうきんカードローン…普通に借りられる
ということです。10万円だったらクレジットカードのキャッシング枠でもいいでしょうが、もっと借りたいという場合は、労働金庫のカードローンで借り入れしましょう。
ろうきんカードローンとは?
文字通り、労働金庫が提供するカードローンですが、メリット・デメリットをまとめると下の通りです。
- 金利が銀行カードローンの半分程度
- しかし、融資まで1ヶ月ほどかかる
- 勤続年数が最低でも1年は必要
- 提出する書類が多い
ということです。要は「未成年でも借り入れできる分、審査が厳しい」とうことですね。代わりに金利は非常に安いので、10代・未成年の人が借り入れをする場合でも、利息負担が小さくて済みます。
なぜ、労働金庫なら20才未満でも借入可能なのか
これは、労働金庫は「働いている人のための、金融機関」だからです。名前の通り「労働者のため」にあるんですね。
だから、その人が労働者であれば、困っている時は助ける、というのが基本のスタンスなのです。というわけで、20才未満でも困っているのであれば、そしてしっかりした労働者であれば、助けるということです。
こういう姿勢は、社会に出て働いている、中卒や高卒の未成年の人にとっては、ありがたいものでしょう。お金を借りること自体はほどほどにしておいた方が良いですが、いざという時は、ろうきんカードローンという選択肢もある、ということは知っておいて下さい。
(しかし、融資までに3週間~1ヶ月程度かかるということも知っておいてください)
20才未満でもOKの貸金業者は、ヤミ金も多い
基本的に20才未満だとお金は借りにくいです。そして、こういう「キャッシングしづらい人」を狙うのが、闇金業者の常套手段です。
- 年金生活者
- 専業主婦
- 未成年
というのが、特にヤミ金の被害に遭う職業・属性なんですね。
で、未成年・10代で闇金業者が特に狙うのが「女性」です。女性の場合「未成年」というのは風俗業などでむしろ有利に働くので「そっち方面では、大人よりも稼げる」のです。
未成年の男性を借金地獄にはめても、大したお金は回収できません。しかし、若い女性であれば「回収しやすい」んですね。
ということで、闇金業者は特に未成年の女性に対しては、簡単に融資します。そして最初のうちで返済に困っても、「いいよいいよ。利息分も貸してあげる」といって、どんどん借り入れを増やしていきます。
そして誰でも絶対に返済できない、天文学的な金利になったところで、態度を豹変させるのです。そして家族などの情報を調べておいて「自己破産とかしたら、ただで済むと思うなよ」というように脅すんですね。
そうして風俗業界に売り渡す(というより、むしろ系列の店舗)という手口が多いのです。そのため、特に女性は「未成年でも融資可能」という街金業者・サラ金には近づかないようにしてください。
以上、18才・19才などの10代・未成年の人がお金を借りられない理由、そして関連知識についてまとめました。若い方はこういう世の中の仕組みを知らないことが多いので、くれぐれも注意してください。