年収200万円以下でも、カードローンでお金を借りるのは可能です。まとめると―。
- 消費者金融なら余裕
- 銀行カードローンも、大手なら割とOK(ただし少額)
- 地方銀行のカードローンは、半々
目次
- 1.消費者金融なら年収100万円以下でもOK
- └ 1-1.10万円』だったら月収5万円でも借りられる
- └ 1-2.月収5万円だと「クビになる」のが心配
- └ 1-3.勤続年数が長ければ、低収入でも問題なくOK
- └ 1-4.複数のバイト先があれば、勤続年数が長い方で
- 2.大手の銀行カードローンも、少額融資ならOK
- 2-1.昔の銀行カードローンは厳しかったが…
- 2-2.大体年収がいくらあればいいのか?
- 2-3.なぜ「150万円以上」が目安なのか?
- 2-4.オリックス銀行の「200万円以上」は今は関係ない
- 5.参考サイト・一覧
目次
1.消費者金融なら年収100万円以下でもOK
- 1.消費者金融なら年収100万円以下でもOK
- 1-1.10万円』だったら月収5万円でも借りられる
- 1-2.月収5万円だと「クビになる」のが心配
- 1-3.勤続年数が長ければ、低収入でも問題なくOK
- 1-4.複数のバイト先があれば、勤続年数が長い方で
1-1.『10万円』だったら月収5万円でも借りられる
プロミス・SMBCモビット・アコムなどの大手の消費者金融のカードローンの場合、希望金額が「10万円」であれば、月収5万円程度のアルバイトの人でも、借りられることが結構あります。
このレベルの月収だと「ギリギリ」ですが、確率としては、大体30%くらいと思ってください。(全体の審査通過率が40%~45%程度なので)
「月収5万円でも審査に通る」というのは、計算からしても間違っていません。
- 月収5万円なら、年収は「60万円」である
- この人の「年収の3分の1」は「20万円」である
- だから「20万円」までは借りられる
というのが、貸金業法の「総量規制」というルールだからです。だから法的にもまったくありうるわけですね。
1-2.月収5万円だと「クビになる」のが心配
上のように金額的には「月収5万円」でもカードローン審査はまったく問題ないわけです。しかし、それでも審査に通らない場合があるのは―。
- このレベルの月収だと、クビになることもある
- ↑(職場にとって、それほど重要な人ではないので)
- また、本人も「いつでもやめてOK」な状況である
ということです。つまり辞めやすい、辞めさせられやすいということですね。どちらにしても「仕事がなくなる」というのは、融資する消費者金融の側にとってリスクなので、その点で審査で不利になるのです。
(つまり、金額自体はまったく問題ないわけです)
1-3.勤続年数が長ければ、低収入でも問題なくOK
上に書いた通り―。
- 「収入」としては問題ない
- 「いつ辞めるかわからない」というのが問題
ということは「この人は、カンタンには仕事を辞めない」と思ってもらえたらいいわけですね。そのためには―。
- 勤続年数が長い
- 信用できる職場である
- ↑(官公庁など、定着率の高い勤務先)
…という条件があれば有利になります。勤続年数については「すぐどうにかなるものではない」でしょうが、例えば下のようなケースなら、審査に申し込みやすくできます。
1-4.複数のバイト先があれば、勤続年数が長い方で
もし複数のアルバイト先がある人なら―。
- メインの勤務先…勤続年数が長い方で申し込む
- 年収…すべての合計で申し込む
というようにすれば「十分な年収があり、かつ勤続年数も長い」ということになります。もちろん、それぞれの勤務先でいくら稼いでいるかを聞かれたら、そこは正直に答えなければなりません。しかし―。
- 50万円以下の借り入れなら、そこまで聞かれない
- まして「10万円」だったら、ますます聞かれない
ということで、「それぞれの勤務先での月収」は、あまり関係ないと思ってください。なので、勤続年数の面で審査が有利になるよう「長い方で申し込む」のが大事なのです。
2.大手の銀行カードローンも、少額融資ならOK
- 2-1.昔の銀行カードローンは厳しかったが…
- 2-2.大体年収がいくらあればいいのか?
- 2-3.なぜ「150万円以上」が目安なのか?
- 2-4.オリックス銀行の「200万円以上」は今は関係ない
2-1.昔の銀行カードローンは厳しかったが…
銀行カードローンの審査というと「厳しい」というイメージがあるでしょう。しかし、それは昔の話です。
確かに今でも「消費者金融よりは」厳しいです。しかし、昔の銀行カードローンと比べると、今の銀行カードローンの審査は、かなり申し込みやすくなっています。理由は―。
- 昔の銀行は「個人向け融資のノウハウ」がなかった
- だから「審査を厳しく」せざるを得なかった
- また、バブル期は「不動産を担保で貸す」方が断然儲かった
- だから無担保融資に興味がなく、ほとんど審査を通さなかった
というものです。まとめると―。
- ノウハウがなかった
- 興味がなかった
ということですね。しかし、その後―。
- 大手消費者金融との連携で、ノウハウが蓄積された
- 不動産神話が崩れ、無担保融資を無視できなくなった
という理由から、銀行カードローンはかなり、個人向けの融資に積極的になったのです。もちろん「適当に貸している」わけではなく「消費者金融を保証会社につけた、ノウハウの確かな審査」です。
…と、このような理由から「銀行カードローンの審査は、昔よりも申し込みやすくなった」んですね。
2-2.大体年収がいくらあればいいのか?
銀行カードローンの場合、1つの目安が「150万円」と言われています。これも絶対ではなく―。
- 借入希望金額
- クレジットヒストリー
- その銀行口座の利用履歴
などによって千変万化します。ただ、多くの銀行カードローンで共通する大体の査定基準が「150万円」と考えてください。
2-3.なぜ「年収150万円」が目安なのか?
これは金額的な問題もありますが最低このくらいの年収がないと、いつ仕事をやめるかわからないというのが理由です。先に書いた消費者金融の時と同じですね。
年収が150万円ということは、「月収12万円」は稼いでいるということ。社員さんかアルバイトかはわかりませんが、どちらにしても生活のかなりの部分を、その仕事に依存しているということです。
となれば「そう簡単に辞めるわけにはいかない」というのは、誰でも想像がつくでしょう。そして、そういう人の方が大体勤続年数も長いので、大体150万円以上の年収がある人は、審査に通るのです。
2-4.オリックス銀行の「200万円以上」は今は関係ない
銀行カードローンで「年収200万円以上」というと、数年前までは「オリックス銀行カードローン」が有名でした。銀行カードローンでも融資条件として、年収の金額をハッキリ出すというのは、大手では少なかったのですが、オリックス銀行はそれを提示していたんですね。
ということで、オリックス銀行は特に「年収に関して厳しい」というイメージがあると思います。しかし、今ではオリックス銀行もこの条件を撤廃しているので、まったく関係ないと思ってください。
(おそらく、オリックス銀行も大体「最低ライン、150万円」くらいのレベルになっているでしょう)
3.地方銀行のカードローンだと、半々
3-1.「年収200万円以上」が条件の地方銀行・一覧
地方銀行のカードローンの場合「年収200万円以上」というのは、一番メジャーな年収条件です。この条件で融資している地方銀行のカードローンは、例えば下のようなものです。
- 広島銀行…カードローン/フリーローン
- もみじ銀行…マイカードプレミアム カードローン
- 徳島銀行…カードローンパートナー
- トマト銀行…カードローンMAX
- 大正銀行…大正ポケットカードローン
- 西京銀行…さいきょうゲットカードローン
- 東日本銀行…ゆあぽけっとⅡ
- 香川銀行…PaPaっとカード(限度額100万円の場合)
- 浜松信用金庫…はましんカードローン『すまいるプラス』
これらはあくまでごく一部ですが「地方銀行のカードローンは、大体年収200万円必要なことが多い」と思ってください。
3-2.「もっと低い年収」でもOKの地方銀行
「もっと低い年収でも借りられる」という地方銀行のカードローンは、もちろんあります。同じ地方銀行の中でも、カードローンの種類が変わればOKということもあります。
ということで、一概に「どの銀行」と区別するのは難しいのですが、たとえば下のような地方銀行のカードローンは、年収条件が「200万円」よりも少なくなっています。
- 沖縄海邦銀行「かいぎんカードローン200」…年収100万円以上
- 山形銀行「新フリーローン」…年収150万円以上
その他、年収を特に書いていないカードローンで「安定収入・継続収入があればOK」という条件は無数にあります。(この場合、借入可能金額は数十万円程度です)
3-3.「もっと高い収入」が必要な地方銀行
「200万円より、さらに高い年収」が必要な地方銀行も、当然あります。これもやはり銀行だけでなく、商品によっても変わるので、詳細は個別に調べていただく必要がありますが…。
たとえば、一例としては下のようなものです。
- 三重銀行「カードローン・セレクト」…年収250万円
- 武蔵野銀行カードローン「シグナス」…年収300万円
- 香川銀行「PaPaっとカード」(200万円コース)…年収300万円
- 山梨中央銀行「wakuwakuエブリ」…年収500万円
…という風です。山梨中央銀行の「年収500万円」というのは、かなり厳しい基準といえます(その代わりに、非常に低金利ですが)。
このように、地方銀行のカードローンの場合は数が多いので、必要とされる年収の基準も、千差万別です。確かなことはとりあえず大手で借りれば、200万円未満の年収でも問題ないということです。大手の方が「審査がシステマティック」なので、そういう小口の融資にも、問題なく対応できる、ということですね。
4.まとめ「年収200万円は、まったく問題ないレベル」
4-1.クレジットスコアや勤続年数の方が重要
ここまで書いた通り、年収200万円という条件は「カードローンの審査に通るのに、まったく問題ないレベル」です。消費者金融でもそうですし、銀行カードローンでもそうです。
基本的に年収150万円以上あれば、あとは勤続年数やクレジットスコアの方が重要と思ってください。業者・銀行としては「要は返済してくれればいい」のですから、年収が低かろうと安定性・信頼性があれば、それで融資できるのです。だから、年収が200万円どころかもっと低い人でも、大きい金額をキャッシングできる…ということはよくあります。
4-2.この審査基準は「人生の質」にもつながる
この「勤続年数が長く、クレジットスコアが良ければ信用される」というのは、別にカードローン審査のためだけに、重要なことではありません。「人生の質」を考えた時も、これらのデータが良いことは、いいことなのです。
- 勤続年数が長い…仕事のスキルが蓄積される、転職の時も信用される
- クレジットスコアが良い…携帯・クレカの契約など、あらゆる場面で有利
ということです。特に後者についてですが、私は先日ワイモバイルの3年契約の審査でも落ちました(笑)。分割払いでなく、ルーターを一括払いで払う、と言ったのにです。
おそらく2年前にクレジットカードを強制解約になったせいだと思われますが、こういう「キャッシング以外の場面」でも、クレジットスコアが影響することは多いんですね。
というわけで、カードローン審査を受ける受けないに関係なく、クレジットスコアや勤続年数は、常に意識した方がいいでしょう。
以上「年収200万円以下でも、カードローンは借りられるか」という内容をまとめました。このレベルの収入で、お金を借りたいという方に、参考にしていただけたら幸いです。
5.参考サイト一覧
地方銀行のカードローンのページのみ、紹介させていただきます。
- もみじ銀行「マイカードプレミアム カードローン」
- http://www.momijibank.co.jp/personal/borrow/premium/site/
- 「ご利用いただける方」の条件3つ目に「前年度年収200万円以上」と書かれている
- 香川銀行「PaPaっとカード」
- http://www.kagawabank.co.jp/kojin/syohingaiyo/pdf/krr_papacard.pdf
- 借入が「100万円以下…安定収入がある」「200万円まで…年収300万円以上」という条件になっている
- 徳島銀行「カードローンパートナー」
- http://www.tokugin.co.jp/kojin/kariru/others/card_part2.html
- 「100万円コース」の場合、「年収200万円以上」が条件
- 広島銀行「カードローン/フリーローン」
- http://www.hirogin.co.jp/service/card/
- 「カード型」「分割返済型」のどちらでも「年収200万円以上」「継続した安定収入」と書かれている
- 山形銀行「新フリーローン」
- http://www.yamagatabank.co.jp/individual/kariru/mutanpo/free/free01/index.html
- 前年度税込み年収「150万円以上」という条件
- トマト銀行「カードローンMAX」
- https://www.tomatobank.co.jp/personal/loan/max.html
- 前年度年収が200万円以上、という条件(アルバイト・パートや派遣社員では不可)
- 三重銀行「カードローン・セレクト」
- http://www.miebank.co.jp/kojin/sodan/card_loan_select.html
- 年収250万円以上、借入金額の2倍以上の年収、が条件
- 浜松信用金庫「はましんカードローン『すまいるプラス』
- http://www.hamamatsu-shinkin.jp/personal/loan/card-loan/card-smileplus.html
- 前年度税込年収「200万円以上」とある
- 大正銀行「大正ポケットカードローン」
- https://www.taishobank.co.jp/product/loan_card/
- 勤続年数1年以上&年収200万円以上という条件。自営業は「所得ゼロでない」と、やや緩い
- 沖縄海邦銀行「かいぎんカードローン200」
- https://www.kaiho-bank.co.jp/loan/card_200/
- 前年度税込年収100万円以上(自営業者は150万円以上)
- 山梨中央銀行「wakuwakuエブリ」
- https://www.yamanashibank.co.jp/kojin/service/kariru/cat42/3856.html
- 限度額100万円以上の場合「年収500万円以上」という、かなり厳しい条件
- 西京銀行「さいきょうゲットカードローン」
- http://www.saikyobank.co.jp/personal/service/loan/card/getcardloan.html
- 勤続年数3年以上で、年収200万円以上(パート・アルバイトはダメ)
- 武蔵野銀行カードローン「シグナス」
- http://www2.musashinobank.co.jp/card/lp/
- 一番小さい「100万円」のコースでも「年収300万円以上」と、厳しい
- ただし高金利な「スマートネクスト」の方は「継続した安定収入」という条件のみ
- 東日本銀行「ゆあぽけっとⅡ」
- http://www.card-loan-cashing.com/keyword/65/
- 借り入れが「100万円超」の場合、年収200万円以上