どんな消費者金融でも大体「お試し診断・借入診断」というコンテンツをサイトで提供しているもの。これによって、事前に借入可能かどうか、ある程度の目安がつく…ということです。
アイフルでもそうしたお借入診断を提供しています。アイフルの場合は「1秒診断」という名前で、文字通り、情報を送信したら1秒で借入診断をしてくれます。
(自分で情報を記入する時間は含まれていないので、この点は注意してください。当然ではありますが)
アイフルの1秒診断で答える審査項目
アイフルの1秒診断で聞かれる審査項目は、下の通りです。
- 年齢
- 雇用形態
- 年収
- 他社借入金額
それぞれが審査結果(というより診断結果)にどのように影響するかまとめると―。
- 年齢…10代・未成年・70才以上でなければOK
- 雇用形態…無職・専業主婦などでなければOK
- 年収・他社借入金額…借入総額が「年収の3分の1」までなら通る
ということです。OKとか通ると書いても、もちろん「診断結果」なので、実際のアイフルの本審査で通るという保証があるわけではありません。あくまで簡単な審査結果と思ってください。
アイフルの1秒診断は「足切り」のようなもの
これはアイフルだけでなくどの消費者金融でも大体同じですが、借入診断・お試し診断というのは「足切り」のようなものです。つまり、「最初から、完全に融資不可の属性の人に、それを伝えるもの」ということですね。
たとえばアイフルの場合、下のような人は最初から融資不可とわかっています。
- 10代・未成年
- 70才以上
- 無職
- 無収入の専業主婦
- 借入総額が総量規制に達している
という人ですね。最後の総量規制というのは「年収の3分の1」のことです(簡単に言うと)。
これらの人は、他の審査条件がどれだけ良かったとしても、アイフルの審査に通ることはありません。そうした方に対して、申し込んで貴重な時間を浪費しなくて済むように、こうして事前に知らせている…というわけなんですね。
そのための「足切り」であり、それが主目的の借入診断ですから、あくまで「参考程度」にしてください。「ご融資可能と思われます」と出ても、実際に審査に通るかどうかはわからない、ということです。
(当たり前と言えば当たり前ですが)
実際にアイフルの審査に通るかどうかの基準
お試し診断が参考程度という以上、実際に審査に通るかどかの基準を、別に示した方が役立つでしょう。ということで、これも参考ではありますが、「これならアイフルの審査に申し込みやすい」という基準を、一覧にします。
- 年収…最低でも60万円(月収5万円以上)
- 勤続年数…最低でも3ヶ月以上。できれば1年以上
- 職業…フリーター・アルバイトでもOK
- 借入件数…最大でも3件まで。アイフルが4件目だったら無理
- 借入総額…ギリギリは「年収の3分の1」だが、できれば4分の1まで
というのが大体の基準です。あくまで大体ですが、アイフル以外の消費者金融でもこのくらいの審査基準…ということが多いです。
最終的には、クレジットヒストリーによる
これもやはりアイフルだけでなく、また消費者金融だけでなく、銀行カードローンやクレジットカードなどの、すべての借入審査で言えることです。最終的にはやはり「その人が、これまでどのように借入・返済してきたか」とうい履歴、つまりクレジットヒストリーが最重要なのです。
これは仕事の評価でも言えることでしょう。たとえば映画でどんな大作の監督を選ぶ時でも「才能」ではなく「実績」で選ぶはずです。
スピルバーグ以上に映画の才能があった人は、おそらくたくさんいたでしょう。しかし、スピルバーグには実績がある。だから、大作では彼が選ばれる…という風です。
「実績なんて、半分運じゃん」という人もいるかも知れませんが、その通りです。私達が日本という豊かな国に生まれたのも運です。人生は運でほとんど決まっています。
…という部分も含めて、キャッシング審査で重要なのは「クレジットヒストリー=借入・返済の実績」なのです。これは人生のすべてにおいて言えることなので、特にカードローン審査だけが特別ではない、ということは意識してください。
1秒診断より、返済シミュレーションの方が大切
アイフルの1秒診断などのお試し診断は、もちろん優れたシステムです。しかし、ここまで書いた通りどのカードローン会社でもあくまで「参考程度」。それよりも重要なのは「返済シミュレーション」をしておくことです。
たとえば30万円を借りて、毎月1万円返済する場合、どうなるのか。ここですぐに答えを書くのもいいですが、「思考の道筋」も一緒に体験していただきましょう。
- 単純計算で、「30ヶ月」で返済できる
- つまり「2年6ヶ月」かかる
- 30万円の1ヶ月の利息は、消費者金融だと約4500円
- 毎月4500円払ったとすると、「4500円×30=13万5000円」
- 実際にはこの半分くらいになるので「6万7500円」
となります。まとめると―。
- 借入総額…30万円
- 毎月の支払い…1万円
- 返済期間…2年6ヶ月
- 利子総額…6万7500円
ということですね。つまり、利息だけで大体借入金額の「5分の1」を払っている、ということです。
これは「毎月1万円」の場合なので「毎月2万円」返済していけば、もっと利息総額は小さくなるでしょう。しかし、現時点で30万円借りるくらい、お金に困っているのに、毎月2万円を、1年3ヶ月払えるかを考える必要があります。
借金しないような人でも、「毎月2万円の支払いが、1年3ヶ月」というのはきついです。ということは30万円借りる人の場合、基本的に「毎月1万円」しか返済できないと思ってください。
となると、先に書いたシミュレーションの通りになります。アイフルだけでなく、消費者金融で30万円借りるというのは、そういうことです。別に消費者金融が金利が高いということではなく、お金を借りれば、それだけ利子がつくということですね。
そのため、アイフルからキャッシングするのはいいですが、借入金額はできるだけ小さくした方がいいです(誰でもそう思っているでしょうが)。
…というような、詳細な返済シミュレーションをした上で、アイフルでも審査申込みするようにしてください。