キャッシングの基礎

超低金利のキャッシング専用カード『JCB CARD LOAN FAITH』

『JCB CARD LOAN FAITH』は、JCBの「キャッシング」専用のカードです。つまり―。

  • 「ショッピング」には使えない
  • 「現金の借り入れ」のみ

…ということですね。メリットは―。

  • 通常のJCBカードより、断然低金利
  • 銀行カードローンと比較しても、断然低金利

ということです。以下、詳しく説明します。

目次

1.「JCB CARD LOAN FAITH」の金利

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1-1.通常のJCBのキャッシングは「18%」

通常のJCBカードでキャッシングする場合、金利は「18%」となっています。借入総額によって金利が変わるのですが―。

  • 100万円未満…18%
  • 100万円以上…15%

というのが基本です。200万円・300万円と増えていくと、カードによってはもっと低金利になります。(JCBカードを発行している会社は多いので、その会社によって変わります)

ただ、基本的に―。

  • 100万円以上借りることは少ない
  • 借りるべきでもない
  • 金利が変わるにしても「200万円以上」で
  • せいぜい2%程度しか変わらない(リスクの方が大きい)

と言えます。なので、通常のJCBカードのキャッシングの金利は「18%」と考えていいでしょう。

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1-2.「JCB CARD LOAN FAITH」は最高でも12.5%

これとは逆に『JCB CARD LOAN FAITH』の場合、一番高い金利でも「12.5%」となっています。「100万円未満の少額借り入れでも、12.5%」ということです。

借入金額ごとの適用金利

『JCB CARD LOAN FAITH』の金利も、借入金額ごとに変わります。一覧にすると下の通りです。

  • 100万円まで…12.5%
  • 200万円まで…10.5%
  • 300万円まで…8.0%
  • 350万円まで…6.9%
  • 400万円まで…6.2%
  • 500万円まで…4.4%

という風です。このように「借入金額ごとの適用金利が決まっている」というのは、「わかりやすさ」という点でもメリットです。(消費者金融の場合、借入金額ごとの金利はわからないので)

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1-3.「一括払い」の場合、わずか5%

上に書いた適用金利は、あくまで「リボ払いでの返済」にした場合です。「翌月一括払い」という厳しい条件で返済するなら、金利は「わずか5%」です。

これがどれだけ安いかは「多くの銀行カードローンの下限金利である」ということでわかります。ポイントをまとめると―。

  • 下限金利とは「最高限度額まで借りた時」の適用金利
  • 銀行カードローンの場合、500万円~800万円
  • 「そのくらい借りて、ようやく適用される」金利
  • それが「一括払い」というだけで、JCB FAITHなら適用される

…ということです。

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1-4.下限金利が「5%」付近の銀行カードローン

実際に「下限金利が5%に近い」銀行カードローンはどこなのか。一覧にします。

銀行名 下限金利 限度額
三菱UFJ銀行 1.8% 500万円
楽天銀行 4.9% 800万円
東京スター銀行 4.5% 500万円

見ての通り「500万円~800万円」を借りて、ようやく5%に近い金利になる…というのがわかるでしょう。さらに「消費者金融」の下限金利とも比較してみます。

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1-5.下限金利が「5%」付近の消費者金融

消費者金融 下限金利 限度額
プロミス 4.5% 500万円
アイフル 3.0% 800万円
アコム 4.7% 500万円
ノーローン 4.9% 300万円

これを見ても、やはり「300万円~500万円」を借りた時の適用金利とわかります。

消費者金融の場合、この金額でも絶対に下限金利になるわけではありませんが、少なくとも「もっと小さい金額だったら、さらに下限金利にするのが難しくなる」のは確かです。それだけ「5%という金利は、貴重な低金利」ということです。

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1-6.銀行の「100万円以下」の金利は「14.5%」

先に下限金利の話になりましたが、一番多い「100万円以下」の借り入れの金利について、書きましょう。100万円以下の借入総額の場合、「上限金利」が適用されます。

銀行カードローンの平均的な上限金利は「14.5%」。これと比較すると、JCB CARD LOAN FAITHの「12.5%」という金利が、いかに安いかわかるでしょう。

主要な銀行カードローンの上限金利・一覧

実際に、それぞれの銀行カードローンの上限金利がいくらなのか、主だった銀行を一覧にしましょう。

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 14.6%(実質年率)
三井住友銀行カードローン 14.5%(実質年率)
楽天銀行スーパーローン(カードローン) 14.5%(実質年率)
静岡銀行カードローン「セレカ」 14.5%(実質年率)
横浜銀行カードローン 14.6%(実質年率)

…という風です。見ての通り「大体14.5%」というのがわかるでしょう。もっと高いグループもあって―。

じぶん銀行カードローン「じぶんローン」 17.5%(実質年率)
オリックス銀行カードローン 17.8%(実質年率)
ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」 18.0%(実質年率)

という上限金利もあります。これら3つの銀行の上限金利は、消費者金融と同レベルです。(上限金利は高いですが、下限金利は3つの銀行とも安いです)

…というように、銀行カードローンの金利と比較しても、JCB CARD LOAN FAITHの金利がいかに低金利かわかるでしょう。

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2.審査基準

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2-1.年齢条件(制限)は20才~58才

『JCB CARD LOAN FAITH』の年齢条件は「20才~58才」。「20才以上」というのは、消費者金融・銀行カードローン・クレジットカード…と、全ての借り入れで共通する条件です。

上限の「58才」については、少々厳し目。他の借り入れの場合、大体下のような上限になっているからです。

  • 消費者金融…70才(69才)
  • 銀行カードローン…65才(64才)
  • クレジットカード…65才~70才

…という風です。(カッコをつけているのは「以上」か「未満」かによって変わるからです。要は「65才」「70才」が区切りのラインということです)

で、このような他の借り入れの基準と比較すると、「58才」というのは、やはり少々厳しいでしょう。ただ―。

  • 60才手前になって、キャッシングを利用するのは控えた方がいい
  • 低金利なことを考えれば当然

とも言えます。基本的に「60才前後でお金が足りない人生の場合、公的な支援を考えた方がいい」という点も指摘できます。

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2-3.審査基準は全体的に厳し目

『JCB CARD LOAN FAITH』の審査基準は、全体的に厳しいです。これは「JCB CARD LOAN FAITHだから厳しい」のではなく「低金利な借り入れは、すべて厳しい」のです。

「低金利だと厳しい」という理由は簡単で―。

  1. どの業者・銀行でも「毎月貸し出せる資金」に上限がある
  2. だから、一定の人数しか融資できない
  3. 低金利なら「借りたい人」がたくさん集まる
  4. 業者・銀行は彼らを「選べる」身分にある
  5. というより「選ばないといけない」

ということです。当たり前と言えば当たり前ですが、こういう理由で低金利な借り入れ方法の場合、審査は必ず厳しくなるのです。

逆に言えば「低金利なのに審査が甘い」などという話は「あり得ない」んですね。それは「市場原理に矛盾している」のです。

市場では、市場原理に反することは起きません。(社会主義のように、政府が強引に介入しない限りは)

ということで『JCB CARD LOAN FAITH』に限らず「低金利のキャッシング方法は、必ず審査が厳しくなる」という鉄則を意識してください。

(いいものを得るには、それなりの代償を払うというのは、人生全般で言えることです)

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3.限度額

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3-1.リボ払い…「50万円~500万円」

「JCB CARD LOAN FAITH」の限度額(融資枠)は、返済方法が「リボ払い」か「一括払い」かによって違います。当然ですが「リボ払いの方が、利息の収入が大きくなる」ので、融資枠でも優遇する…ということですね。

というわけで、返済方法を「リボ払い」にする場合は、「50万円~500万円」という大きな融資枠になります。この範囲でいくらになるかは、当然その人によって違います。

キャッシング専門なので「総量規制」の範囲内

JCBはクレジットカードですが、通常のJCBカードで「ショッピング」の場合は「総量規制」の影響を受けません。総量規制というのは「年収の3分の1までしか借りられない」というルールですが、それが関係ないということですね。

つまり、通常のJCBカードで買い物をするなら「年収の3分の1以上使う」ことができるのです。しかし、JCB CARD LOAN FAITHは「キャッシング専用」なので、これは不可ということです。

なぜ「キャッシング専用」だと不可なのか?

「キャッシング専用」だと、総量規制を超えるのが不可になる理由―。これは、下の通りです。

  • キャッシングの場合「貸金業法」で管理される
  • 「総量規制」は「貸金業法」のルールである

だから規制される、ということですね。逆に「ショッピング」については―。

 

  • クレカのショッピングは「割賦販売法」で規制される
  • 「割賦販売法」には「総量規制」は関係ない

 

だから「ショッピングは関係ない」ということですね。これはクレカのショッピング枠だけではなく、銀行カードローンなども同じです。

(銀行カードローンは「銀行法」で管理されているからです)

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3-2.一括払い…「5万円」

支払い方法が変わって「一括払い」になると、限度額は一気に小さくなります。「最大5万円」ということで、キャッシングの融資枠としては、最低レベルの金額と言っていいでしょう。

ここまで限度額が小さくなる理由は、「一括払いだと、圧倒的に低金利になる」からです。低金利というのは「利用者にとっては嬉しいこと」ですが、JCBにとっては、利益が小さくなることなんですね(当たり前ですが)。

JCBも企業ですから、利潤を追求する必要があります。それが禁じられたら、JCBの人たちは誰も働かなくなるので、我々がJCBのサービスを受けることもできなくなります。

(利潤の追求は、悪ではないのです。日本人は勘違いしていますが)

ということで、一括払いの返済は確かに低利息で良いのですが、代わりに「5万円までしか借りられない」というデメリットもあるわけです。

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4.融資にかかる時間・日数

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4-1.スピード融資は不可能、融資まで10日~1ヶ月

「JCB CARD LOAN FAITH」は、スピード融資はできません。

  • 申込書を郵送する
  • それをJCBが受け取って、審査する

というやり方なので「まず、郵送の日数」がかかります。そして、申込書類がJCBに到着した後も、「審査に最短10日はかかる」というシステムです。スピードキャッシングには程遠い…といえます。

審査日数は、長い場合は「1ヶ月かかることもある」とのこと。特にクレジットスコアが低い人(信用度が低い人)の場合は、審査が長くなる傾向があります。そうした方の場合、特に時間がかかることを覚悟しておいて下さい。

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4-2.申し込みは、PDFを印刷&記入して郵送

JCB CARD LOAN FAITHの申し込み方法は、下のような流れです。

  • サイトで「申込書」のPDFをダウンロード
  • 印刷して、手書きで記入
  • それを郵送

という風です。パソコンがない場合、郵送で書類を取り寄せることも可能です。ただ、この場合は当然ですが、「さらに数日余分にかかる」わけです。

なので、急ぎの場合はできるだけ自分で印刷して郵送するようにしましょう。今はセブンイレブンの「ネットプリント」などがあるので、コンビニでの印刷は簡単です。

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4-3.審査通過後は、14時30分までの手続きでスピード振込

「最短当日中の借り入れができない」というのは、あくまで「その日に、審査からする」という場合です。つまり「スピード審査」の場合ですね。

すでに審査が終わっているなら、JCB CARD LOAN FAITHでスピード借入するのは簡単です。「14時30分までに、ネット・電話で振込手続き」をすることで、その日のうちに指定の口座に振り込まれます。

電話での振込手続きも可能

このような「最短当日中の振込手続き」というのは、「ネットでないとできない」と思っている人が多いでしょう。しかし、JCB CARD LOAN FAITHなら「電話」でもOKです。

電話のやり取りなので、会話自体に多少時間がかかります。またすぐに繋がるとは限りません(大体繋がりますが)。

そのため電話で振込手続きをする場合、ネットでの手続きより早めに申し込んだ方がいいでしょう。電話も「14時30分まで」となっていますが、14時15分くらいには、電話した方がいいかと思われます。

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5.返済方法・手数料

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5-1.手数料は、返済は無料・借り入れもほぼ無料

JCB CARD LOAN FAITHの借入・返済の手数料は、下のようになっています。

  • 借入…「月3回」までは無料
  • 返済…何回でも無料

という風です。実際「月3回以上借り入れをすることは、ほぼない」ですし「そんなに借りるべきでもない」ので、これは特に問題ないでしょう。

月3回以上になって、手数料がかかる場合―。

  • 1万円未満の借り入れ…100円(税別)
  • 1万円以上の借り入れ…200円(税別)

…となっています。そう大した金額ではありませんが、「手数料を払わない」ということより「月に何度も借り入れしない」ということが、何より大事です。

「何度も借りる」=「無計画である」=「人生自体に問題がある」という可能性が高いからですね。

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5-2.ATMはコンビニ全て、銀行もかなりOK

『JCB CARD LOAN FAITH』の借入・返済では、コンビニの提携ATMは全て利用できます。ファミリーマートなどの大手はもちろん、セイコーマート・スリーエフ・ポプラなどの中小コンビニでもOKです。

(余談ですが、私は最近札幌に引っ越したので、これまでまったく無縁だったセイコーマートを、よく使うようになりました)

銀行のATMについては、主に下の銀行のATMが利用できます。

  • 三菱UFJ銀行
  • みずほ銀行
  • 三井住友銀行
  • りそな銀行
  • イオン銀行
  • ゆうちょ銀行

…という風です。「これだけ使えれば、まったく問題ない」という人がほとんどでしょう。さらにコンビニもあるわけなので、JCB CARD LOAN FAITHの借入・返済については「不便なことは一切ない」といえます。

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6.家族・職場に内緒で借入可能?

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6-1.JCBなので「クレカの審査」で在確もOK

職場に内緒でキャッシングをしたい場合、一番気になるのはやはり「在籍確認」でしょう。『JCB CARD LOAN FAITH』の審査でも、当然在籍確認は必須です。

しかし、JCB CARD LOAN FAITHの場合この言い訳には特に困りません。というのは、母体がJCBなので「クレジットカード会社の審査」と言えばいいからです。

「クレジットカードの審査」ではありませんが「クレジットカード会社の審査」というのは、事実です。だから、これは嘘でも何でもありません(別に嘘をついてもいいのですが)。

だから、他のキャッシングで在籍確認を受けるより「正々堂々」受けることができるんですね。この点でもJCB CARD LOAN FAITHは「会社に内緒で申し込みやすい」と言えるでしょう。

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6-2.郵送物が届いても、家族も何とも思わない

キャッシングの家族バレの原因になるのは、やはり「郵送物」です。しかし、この点についても、JCB CARD LOAN FAITHはバレにくくなっています。

郵送物が届いても「JCB」という差出人名なので、家族も全然不審に思わない…ということですね。なので「家族に内緒で借りたい」という場合でも、問題はまったくない…と考えてください。

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7.参考サイト一覧

  • 『JCB CARD LOAN FAITH』公式サイト
  • https://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/faith.html
  • 中銀カード株式会社「JCBのキャッシングサービスについて」
  • http://www.chugincard.co.jp/cashingloan_jcb.htm
  • 「リボ払い」「一括払い」ともに、金利が「15%~18%」と書かれている
  • 貸金業法について「利用者にとってここが変わりました」
  • http://www.0570-051-051.jp/contents/user/1-1.html
  • 総量規制の「年収の3分の1まで」というルールについて
  • 価格.com「改正貸金業法と改正割賦販売法のココにご注意
  • http://kakaku.com/card/knowledge/kashikin/
  • 割賦販売法の借り入れ規制が「年収の3分の1」ではなく『(年収-生活維持費)×0.9』であることが書かれている
  • 金融庁「貸金業法Q&A」
  • http://www.fsa.go.jp/policy/kashikin/qa.html
  • 『A2-10.』で「貸し手が銀行の場合、総量規制は適用されない」と書かれている
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