三井住友銀行カードローンの審査基準は、銀行カードローンの中ではかなり厳しい方です。
- 専業主婦…不可
- 学生…不可
…というのが特徴です。その他の審査基準については、他の銀行カードローンとあまり変わりません。また、職業・属性に関してはこのように制限が多いですが、審査自体は申し込みやすく、しかも最短30分と非常に早くなっています。
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三井住友銀行は、学生はキャッシングできない
さらにもう一つ、三井住友銀行の審査の厳しい部分を書くと「学生融資に対応していない」ということも挙げられます。これについては、「専業主婦」の時ほど厳しいとはいえません。
というのは「学生がキャッシングできない」という銀行カードローンは、三井住友銀行以外でもいくつかあるからです。
- イオン銀行
- 横浜銀行
- 静岡銀行
- オリックス銀行
…などですね。これに三井住友銀行を加えて「4つの銀行」が、主要な銀行カードローンの中では「学生借入不可」となっています。主要銀行が大体10個だとすると、その半分くらいが、学生キャッシングに対応していない…ということですね。
このように、銀行カードローンで学生がお金を借りるというのはなかなか難しいのですが、三井住友銀行もそうした「学生が借り入れできない」銀行カードローンの1つ…ということです。
その他の職業・属性は全部、三井住友銀行では問題なし
自分の収入がない専業主婦や学生以外の職業・属性―。それらの方であれば、三井住友銀行カードローンの審査基準には、全然関係ありません。普通にキャッシングできます。
会社代表者・自営業・個人事業主・フリーランスなどの人は「所得確認資料の提出が必須」という条件はありますが、そうした書類の提出さえすれば、審査は問題なく通ります。
ということで、三井住友銀行カードローンの審査は、専業主婦・学生以外に対しては、特に厳しくはないと考えてください。
SMBCグループのカードなどの利用実績が、審査で有利になる
三井住友銀行カードローンならではの審査基準に関する特徴―。これは、SMBCグループの利用実績が、有利に働く(マイナスになることもある)ということでしょう。
SMBCグループというのは、例えば「三井住友カード」や「SMBC証券」などの会社です。つまり、
- クレジットカード会社
- 証券会社
- 不動産関連
…などですね。SMBCグループにはこうしたマネー系の企業がそろっていますが、これらでクレジットカードを発行していたり、証券口座を開いたりしていたら、そうした利用実績が、有利に働く…ということです。
これらの利用実績で、審査が有利になる理由
これは箇条書きすると下の通りです。
- お得意さんなので今後もよくしてもらおうと考える
- これらのサービスの利用実績で、その人の経済力が、さらに正確にわかる
…という風です。まず前者については言うまでもないでしょう。そして後者についてですが、たとえば三井住友カードで「毎月10万円利用&一括返済」としていたら「この人は、毎月10万円は確実に返済できる人だ」と判断されるわけですね。
逆に延滞・滞納していたら、審査に通りにくくなる
当然ですが、逆に三井住友カードの返済で延滞・滞納していたり、証券口座で何らかのトラブルを起こしていたり…ということがあったら、三井住友銀行カードローンの審査も通りにくくなります。
(証券口座だったら、たとえば追証の発生などですね)
このように、関連会社での利用実績が悪くて審査に通りにくくなることを、グループブラックといいます。1社だけだと「社内ブラック・内部ブラック」ですが、これがグループに発展した…というものですね。
(たとえば新生銀行・レイク・ノーローンなども、やはりグループブラックが発生します)
ということで、必ずしもSMBCグループの利用実績がプラスになるとは限りませんが、良好な利用実績を残している人の場合は、プラスになると思ってください。
アルバイト・パート・フリーターは、完全に借入可能
これは、キャッシングの知識がある人に対してはもう説明するまでもないのですが、フリーター・アルバイト・パートの人が三井住友銀行カードローンでお金を借りることは、問題なく可能です。三井住友銀行だけでなく、他の銀行キャッシングの審査でも、消費者金融の審査でも同じです。
- これら非正規雇用の人が、キャッシング審査で落ちやすいことはない
- ただ、融資枠が少し小さくなるだけ
…ということです。にも関わらず、多くの人の間で「フリーターがお金を借りるのは無理」などと思われている理由は、
- 以前の日本では、正規雇用・終身雇用が当たり前だった
- フリーターという属性が、まだ一般的ではなかった
…ということにあります。消費者金融がサラ金と呼ばれていた時代ですが、この『ナニワ金融道』のような時代だと、確かに、フリーターやアルバイトでキャッシングするのは難しかったんですね。
しかし、現代は下のように事情が変わっています。
- 日本全体で、非正規雇用が当たり前になった
- これだけフリーター・アルバイトが増えると、彼らに融資しないわけにはいかない
- ↑(融資しないと、自社の売上が落ちる)
- フリーターという身分に対して、カードローン会社も抵抗がなくなった
ということです。このように時代も銀行・消費者金融も変わったので、今はもうフリーター・アルバイト・パートでも問題なくお金を借りられるようになったんですね。
三井住友銀行は、派遣社員や契約社員でもOK?
三井住友銀行カードローンの借入審査は、契約社員や派遣社員・嘱託社員…といった非正規社員でも問題なく通ります。それはここまで書いてきた通りです。フリーター・アルバイト・パートでもOKなのだから、会社員・OLであるこれらの属性の人が審査に通らない…ということはないのがわかるでしょう。
基本的に、三井住友銀行でもその他のキャッシング業者・銀行でも、「融資したがっている」ということを知りましょう。彼らは、
- お金を貸す
- 利息をとる
…という方法によってのみ利益を得ているわけですから、まずは融資しないことには始まらないのです。八百屋さんが、野菜を仕入れないと始まらない…というのと同じなんですね。
ということで、アルバイト・パート・フリーターだろうが、嘱託社員・派遣社員・契約社員だろうが、とにかく「一定レベル以上の信用度を持っている人に対しては、融資したい」というのが彼らの本音なんですね。
銀行カードローンの中には「見直し審査」をするところも
見直し審査というのは「一度審査落ちした人でも、融資できないかどうか再度チェックする」というものですね。特に決算が近づいている時など、その支店の実績を上げるために、このような見直し審査をすることがあります。
三井住友銀行のように管理されている大手の銀行カードローンの場合、これはあまりないようですが、地方銀行のカードローンの場合、割とあるようです。
- 地方銀行の方が、すべての業務で融通が効く
- 申し込み件数が少ないので、人間が1つずつ時間をかけて審査しやすい
…というのがその理由です。このような「見直し審査」が地方銀行のキャッシング審査で存在することを見ても「銀行や業者の側も、実は融資したがっている」というのがわかるでしょう。
以上、三井住友銀行カードローンの審査基準についてまとめました。再度ポイントをまとめると、
- 専業主婦…キャッシングできない
- 学生…同様(借入不可)
- 10代・未成年…借入不可
- 65才以上…借入不可
…という風になっています。年齢について触れるのが最後になりましたが、この
- 未成年・10代は不可
- 65才以上は不可
…というのも、ほとんどの銀行カードローンで共通する年齢条件なので、これから銀行キャッシングに申し込みをする人は、知っておいてください。