ノーローンでキャッシング審査を受ける前には―。
- 今の借入総額
- 今の年収
で、審査に通るかどうか、大体の目安として「借入診断」を受けてみましょう。あくまで大体の目安ですが、これだけでも「絶対落ちる」という場合にはわかるので、時間をムダにしないためにも、先にお試し診断をすることをおすすめします。
ノーローンの借入診断で聞かれる項目
ノーローンの借入診断で聞かれるのは、下のような審査項目です。
- 年齢
- 税込年収金額
- 他社ご利用件数
- 他社ご利用金額
- 現在他社での返済遅れ
…という風です。それぞれ解説すると―。
- 年齢…20才~69才だったらOK
- 税込年収…特に決まりはない、借入金額とのバランス
- 借入件数…2件まで。「ノーローンが3件目」だったらギリギリOK
- 借入金額…年収の3分の1に達していたらアウト
- 返済遅延…遅れている場合、かなり厳しい。嘘をついてもバレる
…という風です。それぞれさらに解説していきます。
他社での返済遅延は必ずバレる
なぜ他社での返済遅れは必ずバレるのか。これは、ノーローンが個人信用情報というものをチェックするからです。JICC・CIC・KSCなどの個人信用情報機関が管理している「すべての人の、キャッシング・クレジットカードなどの利用履歴」ですね。
これを見れば、今借りているカードローン会社やクレジット業者で、返済が遅延していないかどうかわかります。軽度の遅延の場合は記録されていませんが、それでも「借入残高」を見れば、「予定通り返済している、いない」ということが計算によってわかります。
もちろん、「最初の方で多めに返済していて、最近ちょっと遅延しただけという場合、わからないこともあります。というわけで、絶対にバレるというわけではありませんが、バレる可能性もある、と考えておきましょう。
虚偽の申し込みは後でバレた時も大変
キャッシング審査での虚偽の申し込みは、審査通過して利用が始まった後でも、バレると大変です。理由は―。
- 一括返済を請求されることが多い
- 虚偽申告をしたとして、ブラックリストに載ることもある
- 万が一自己破産したとき、免責(借金がチャラ)にならない
…ということです。簡単に書くと―。
- 一括返済
- ブラックリスト
- 自己破産できない
という三種の神器…ならぬ「3つのペナルティ」が待ち構えているわけですね。あと、当然ですがノーローンは強制退会になり、二度と利用できません。
(つまり、個人信用情報には「強制退会」と「虚偽申告により」という理由のダブルで、記載される可能性があります。
…というように、虚偽の申し込みは「後でバレた場合」でも極めて危険なので、絶対にしないようにしてください。
借入件数に関しては「3件規制・3件ルール」がある
借入件数に関しては、ノーローンだけでなく、すべてのキャッシング業者の審査で共通するパターンとして、「3件規制・3件ルール」というものがあります。
これは「借入件数は3件までOK、4件目は不可」というものです。
絶対にそう決まっているわけではありませんが、そうなることが多いです。場合によっては、4件目もOKだったり、逆に2件目ですでに落ちる…ということもあります。
というわけで、あくまで全体の傾向ですが、3件ルール・3件規制は、確かに存在すると思ってください。というわけで、ノーローンでも「すでに他社で3件借りた状態」というのは、申し込み不可です。(申し込みはしてもいいですが、審査に落ちる可能性が高いです)
借入総額が年収の3分の1に達するとアウトな理由
これは知っている人も多いでしょうが、貸金業法の総量規制というルールです。2010年の貸金業法改正から強化されたルールで―。
- 年収がある人間にしか融資してはいけない
- 借入総額は、年収の3分の1以内でなければいけない
という内容になっています。それぞれ例外もありますが、基本的にはこのルールで、キャッシングが行われています。
で、ノーローンもこのルールに当然従っているので、お借入診断でも「他社借入総額がすでに年収の3分の1」の場合は、「ご融資不可」という内容の結果が出ます。
(はっきりと「ご融資不可」と書かれるわけではなく「ご記入いただいた情報では、判断しかねます」というような柔らかな、オブラードに包んだ物言いですが…)
どの道、年収の3分の1近くまで借りると返済できない
もしこの総量規制を不満に思う人がいたら「年収の3分の1以上借りたい」ということでしょうが、もしそれをやると大変です。実際に「年収の3分の1」というのがいくらなのか「月収」で一覧にしてみましょう。
- 月収10万円…40万円
- 月収20万円…80万円
- 月収30万円…120万円
- 月収40万円…160万円
…という風です。見ての通り「年収の3分の1=月収の4倍」なんですね。その元本を返済するだけでも「4ヶ月タダ働きをしなければいけない」ということです。
それに利息までつくわけですから、この返済がいかに大変かわかるでしょう。「年収の3分の1」というのは、仮に総量規制で定められていなかったつぃても、絶対に守るべき、危険なラインなのです。
「税込年収」について
この「税込み」というのはまったく意識しなくて大丈夫です。サラリーマン・OL・公務員の方の年収は全部「税込み」です。会社から、「あなたは年収200万円です」と言われたら、そこから所得税や社会保険料が天引きされている…ということですからね。
「税込み」を意識しなければいけないのは、自営業・個人事業主・会社経営者などの人々です。これらの人は―。
- まず、税金を払っていない状態で、年間の報酬をもらう
- そこから「事業に必要だった経費」を差し引く
- 残ったお金に対して、税金が課税される(自分申告する)
- 申告した後、その金額を税金として払う
という風です。つまり、個人事業主・自営業の方の場合、上の手順の中の「残ったお金」が税込年収になるわけですね。という区別が必要なので、わざわざ「是込み」と書かれているわけです。
会社員・OL・公務員の人は、これは特に気にしなくていいので、普通に年収を書いてください(手取りではない数字、ということです)。
申し込み者の年齢について
ノーローンに限らず、消費者金融の借入診断・お試し診断では必ず「年齢」が聞かれます。これは、別に細かく審査に影響するわけではありません。ノーローンと同じく「20才~69才以外の人は落とす」ということです。落とすというと響きが悪いですが、要は「あなたは最初から、年齢条件に引っかかって借入不可です」というのを、伝えるための項目なんですね。
以上、ノーローンの借入診断について、各項目の解説も交えて、まとめました。これからノーローンで借入審査を受ける方に、参考にしていただけたら幸いです。