カードローンのルール

キャッシングの返済をする時は、ATMの利用手数料に注意!利息よりも高くなる?

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キャッシング・カードローンの返済をする時は、「ATMの利用手数料」に注意する必要があります。月に何度も有料のATMで返済している場合、その手数料だけで、利息を上回ってしまう…ということもあるのです。

キャッシングの返済の手数料はいくらなのか?

これは、銀行の預金引き出しの手数料とほぼ同じです。1回当たり100円~200円(税別)です。

たとえば消費税が8%の場合は、108円~216円ということですね。そして、キャッシングやカードローンの利息がどのくらいかというと、たとえば消費者金融の場合、借入金額ごとに1ヶ月の利息は―。

  • 1万円…150円
  • 5万円…750円
  • 10万円…1500円

となります。で、利用手数料が1回100円だったら、それぞれ下の回数で、利息よりも高くなってしまいます。

  • 1万円…2回
  • 5万円…8回
  • 10万円…15回

そして、手数料が「200円」の場合は、下の回数になります。

  • 1万円…1回
  • 5万円…4回
  • 10万円…8回

…という風です。10万円の場合どちらの手数料でも「利息より高い」ということなないでしょう。しかし、1万円~3万円までは、十分あり得るといえます。

もちろん、利息を超えなかったとしても、利息に近づくくらい手数料が発生している時点で問題なのですが、何はともあれ、カードローンの返済手数料というのは、積もり積もると相当大きい金額になるのです。

そのようなことにならないよう、特にATM返済をする場合は、「利用手数料がかからないATM」で返済するようにしましょう。以下、それぞれの消費者金融・銀行カードローンで、無料で使えるATMがどれだけあるかのデータです。

各業者・銀行・ブランドの無料ATM数一覧

それぞれの銀行カードローン・消費者金融ブランドが、無料で使えるATMの数の一覧です。最初に補足をすると―。

  • 設置「店舗数」ではなく「台数」
  • 「提携無料ATM」も含む

という風です。たとえばプロミス・SMBCモビットは、単独だとここまでATMは多くありませんが、「三井住友銀行が使える」ので、これだけ膨大な数になっています。

業者・ブランド・銀行 ATM数
プロミス 10万852台以上
SMBCモビット 12万台 ※2022年4月現在
アコム 1082台以上
アイフル 700台以上
ノーローン 681台以上
新生銀行カードローン レイク 1万8031台以上
三菱UFJ銀行バンクイック 16万台以上
三井住友銀行カードローン 10万852台以上
オリックスVIPローンカード 15万台以上

見ての通り、消費者金融のブランドではSMBCモビット・プロミスがダントツです。三井住友銀行と提携しているというのは、やはり大きいですね。

他の消費者金融は、銀行と提携していないのか?

他の消費者金融もそれぞれ、下のように銀行と提供しています。しかし、「ATMが無料」ということはないんですね。

  • アコム…三菱UFJ銀行・楽天銀行
  • ノーローン…新生銀行

ただ、これはあくまで現時点の情報なので、今後変更される可能性はあります。最新の情報は、アコム・ノーローン、それぞれのサイトでチェックしてください。

毎月の口座引落を、返済方法のメインにすべき

どんなキャッシング業者・ブランドや銀行カードローンで借りても、ほぼ絶対に手数料がかからない方法―。それが「毎月、銀行口座から引き落とす」という方法です。

これは手数料がかからない以外にも、下のようなメリットがあります。

  • 毎月自動的に引き落とされるので、返済忘れがない
  • 給料日直後に引き落とし日を設定すれば、お金がなくて返済できないこともなくなる(返済が最優先の生活になる)
  • ATM返済や銀行振り込みなどの方法は、手間がかかる。その分の時給も考慮すべき

ということです。特に多くの人に欠けているのは、最後の「時間=お金」という感覚でしょう。「時は金なり」ということですね。

ホリエモン(堀江貴文氏)が2015年11月に「何年も寿司屋で下積み修行するのは馬鹿」という発言をされた時も、合わせて「時間の大切さを知らない人が多すぎる」という真意を一緒に話されていました。

ホリエモンについては賛否両論があるでしょうが、この「時間の大切さを知る」というのは間違いなく大事なことでしょう。

(ちなみに、ダウンタウンの松本人志氏はこの発言について「まったく正しい。けど、寿司の皿を一枚も洗ったことがない堀江氏が言うと、違和感を感じる」「同じ言葉でも、誰が言うかということでしょう」と、柔らか目の批判というか、違和感の表明をされていました)

*ちなみに、個人的は「正しいけど、言わない方が得策だった」という感じはします。言っても敵を作るだけな感じがするので…。って、外野の物言いですね。

とにかく、そのように「お金だけでなく、時間も大切」です。返済にかかる時間・手間・手数料を削減するためにも、銀行引き落としをメインとしつつ、他の臨時返済もする…というスタイルにしましょう。

臨時収入が入った時は、任意返済をするべき

任意返済というのは「追加返済」のことです。「一部繰り上げ返済」とも言います。(ちなみに、繰り上げ返済というのは「全額を、予定より早く一括返済する」という意味です)

銀行引き落としは一番重要な返済方法ですが、他にも月の途中で臨時収入が入ったり、「今月、思ったよりもお金が減らなかったぞ」ということはあるでしょう(これは非常にいい傾向です)

そういう時は、やはりどんどん臨時返済していくに限ります。消費者金融の場合、銀行・コンビニの提携ATMは有料でも、自社ATMは無料なので、手数料についても心配要りません。

東京・大阪などの都市部でなくても、地方でも消費者金融の自動契約機・無人契約機・ATMはたくさんあります。町中で、それぞれの社名・ブランド名の看板の建物を見たことも多いでしょう。

そこに行けば、それぞれの消費者金融の専用ATMがあるので、そこで返済すればOKです。

「ラテマネー」を軽視してはいけない

ATMの手数料のような「ちょっとした出費」。これを、2004年のベストセラー『自動的に大金持ちになる方法-オートマチック・ミリオネア』では、「ラテマネー」と読んでいます。

ラテというのは「カフェラテ」のことですね。300円程度の「ちょっとした出費」が、実は年間で膨大な金額になっている…という意味です。

実際、毎日300円出費していたら、1年で「10万9500円」になります。これを見ると、手数料だけでなく、毎日の牛丼などのちょっとした出費も、できるだけ節約・倹約するべき…というのがわかるでしょう。


以上、キャッシングの返済の際に「意外と掛かる」手数料について解説しました。手数料がかからない方法で返済する…というのも大事ですし、何よりさっさと稼いで、さっさと全額返済するというのが一番大事です。とにかくお金に向かってがむしゃらに働くということを、多重債務者の方などは重視してください。

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